教師としての楽しさに焦点を当てて生きていきたい [幸せに生きる]
今日はゴールデンウィークの狭間の初日でした。
子どもたち、さぞ連休ボケしてるだろうなあと思いながら挑んだ音楽の授業でしたが・・・
これが、もう、本当に楽しい時間でした。
今日は、5,6年生の音楽の授業でした。子供達の連休ボケを覚悟し、あまり期待していなかったこともあるかもしれませんが、僕の予想以上に子供達は一生懸命歌ってくれました。
更に、僕自身、授業に飢えている部分がありますから、子供達とのやりとりの楽しいことといったら。あ~~、僕は授業が好きなんだなあと、心底思いました。
教師っていろんな楽しみがあるけど、今の僕にとって、授業が最大の楽しみごとです。
昨年度も級外で受け持っていた子供達ばかりってこともあるし、そんな子供達が一生懸命やる姿を見るのが、本当に楽しいのです。
5年生、最後にビリーブの歌で気持ちよく歌っておしまい。「もっと歌いたい!」の声に、「ありがとう」の感謝の言葉を言いながら、出口で見送りました。
6年生は、「つばさをください」の二部合唱でおしまい。合唱団の子供達がたくさんいるので、クラスでも、二部合唱が比較的簡単にできます。とっても気持ちよくおわりました。
そして、授業が終わっても、合唱団の子供達が残り、歌いたいというリクエストにお答えし、いろんな歌を歌いました。そこはさながら、カラオケホールのようです。そして、合唱にまつわるいろんなお話。 やっぱり僕は子供達とのこんなやり取りが大好きなんだなあ。
大好きな音楽を通してのお付き合いだからかもしれません。あまり大きな期待をしてなかったからかもしれません。子どもたちと離れていたゴールデンウィークの狭間の初日だからこそ、そんな楽しさを感じられたのかもしれません。
いろんなことがあるけど、このような教師としての楽しさに焦点を当てて生きていきたいです。
『仕事に生きがいを見出せるかどうか。そこに幸せな人生への一つの鍵がかくされている』松下幸之助
『人間というものは、自分の天分、持ち味を生かし切るとき、初めてほんとうの生きがいや幸せというものが味わえる』松下幸之助
日本って、すばらしい!かっこいい映像、こきりこ! [感動映像]
今年のNコンの小学生の課題曲は、「ふるさと」です。僕たちが育ったふるさとを大切に思いたい。日本の素晴らしさを再認識して欲しい。そんな思いで、僕は、「ふるさと」の曲を4年生以上で歌っています。
また、合唱団では、「福井わらべうた紀行」という歌に取り組んでいます。たくさんのわらべ歌とそれに伴う遊びで、日本の素晴らしさ感じてほしいなって思っています。
さて、最近、そんな思いでユーチューブを見ていたところ、日本のすばらしい民謡の映像をみつけました。
第14回全国高等学校総合文化祭優秀校東京公演です。
富山県の五箇山にある平高等学校の高校生による歌と踊りです。本当に躍動感溢れるステージです。特に、最初に「こきりこ」がかっこいいのです。
女の人の優美な踊り、そしてささらを持った男子の踊りの勇壮なこと。
日本の伝統文化もすばらしいなあと感じる映像です。もしよろしかったら、最初の「こきりこ」だけでもご覧下さい。
考えると、僕は日本人です。
その日本人が外国へ行って、一番喜ばれる話題が、日本の文化や遊びなどです。
日本のすばらしいものをどんどん子供達に教えたいなあと思います。
4年生の音楽の教科書には「こきりこ」が載っています。
この映像、機会があれば、子供達にも見せたいです。
PS.かつて、僕の教え子が、外国に留学して、小学校の時に夢中になったけん玉を披露したところ、大人気になったって、話を聞きました。
良い天気に誘われて、久々のロングツーリング [幸せに生きる]
今日は、朝から良い天気です。
仕事をするつもりでしたが、「え~~い、もういいや!!」とオフの一日にしてしまいました。
こんないい天気の日には、自転車です。久々のロングツーリングをすることにしました。目指すは一里野温泉です。
風が冷たかったけど、こぐごとにだんだん体があたたまってきました。
本当にいい天気でした。道路は、すいていました。自転車でツーリングしてる人がたくさんいました。本当に気持ちのいいツーリングでした。
道の駅「瀬女」に着きました。ここでお目当てのとちもちを買いました。本当においしいんです。
二パックかいました。一パック700円也。一パックぺろりと全部食べてしまいました。
「先生」
突然声をかけられました。ふと顔をあげると、なんと約10年前の教え子親子ではありませんか。
大きくなっていました。今は高校3年生。
彼のことは、わすれたことがありません。脳性まひで手足が不自由でした。それでも、あの当時、みんなと一緒に一生懸命がんばっていました。明るい子でした。白山にも登るほどでした。
あれからいろんなことがあったことでしょう。
今は、写真を楽しんでいるとのこと。今日も自然の中に入り、写真を取りに行くところでした。
僕が自転車に乗ってここまでやってきたことを知るとビックリしていました。自転車乗りにとっては、当たり前の距離ですが、乗らない人にとっては、びっくりするようなことをやっているんですね。
お父さんもお母さんも昔と変わらない姿で、元気な笑顔でした。
彼が大好きなことをみつけ、楽しく生きていることをとってもうれしく思いました。今は大学受験目指してがんばっているとのこと。
「先生、合唱がんばってますね。」という声に対し、
「人生、楽しいことばっかりやっていると、楽しくなるよ。」
そう、今は楽しいことしかしたくない自分があります。
「お互い、人生をたのしみましょう。」
そう言って、大きくなった手と握手して分かれました。
お目当ての一里野温泉に着きました。あまり教えたくないんですが、天領という露天風呂がとっても広い温泉なのです。
ゴールデンウィークだというのに、風呂にはお客さんが一人しかいませんでした。やがてそのお客さんもいなくなり、広い露天風呂は、僕一人で独占となってしまいました。
滝のようなお湯の音を聞きながら、ゆったり浸ります。のぼせてきたら、大きな岩の上で横になって寝ます。風は冷たいのですが、温かい日差しが体を温めます。やがてまた温泉につかり、のぼせたら、岩の上でまた横になります。誰もいないので、遠慮はいりません。頭の中は空っぽです。サウナに入ったり、水風呂に入ったり、お風呂に浸かったり上がったり・・・
本当に至福の時間でした。体から余分な力がぬけて温泉の良い成分が体の中にしみこんでいくようでした。
仮眠所で、少し横になり、帰途についたのが、午後2時過ぎ。
帰りは一気に下りです。こわいくらいどんどんスピードが出ます。時速50kmを越え、自動車を抜きそうにさえなりました。
まだ雪の残った山を遠く後ろに残し走る・走る。自転車、最高です。
途中、鳥越という所にある道の駅で、きつねそばを食べました。これがまたおいしかったこと。700円也
家にはあっという間に着きました。往復72km、約3時間のツーリングでした。
久々に仕事を忘れた一日でした。
でも人生を楽しむ上で、こういう時間が大切なような気がします。
良い一日でした。
『もっと楽しく暮らすには、好きなことをたくさんやり、嫌いなことを少なくすればよいのだ』ウィリアム・ニッケルズ 「しあわせづくりの原則」
音楽が苦手でもできる楽しい授業!?その5「遊びのコーナー」 [授業]
一時間を3つから5つのコーナーに分けて行なうこと。それが、音楽の授業に変化を持たせ飽きさせない工夫です。
1.準備運動のコーナー
2.歌のコーナー
3.器楽のコーナー
4.(歌のコーナー)
5.(遊びのコーナー)
いよいよ最後の(遊びのコーナー)までやってきました。この( )の意味は、クラスや時間の関係でやったりやらなかったりするって意味です。でも、終わりよければすべて良しって気分になってほしいので、なるべくやるようにしています。
これは、ずばり音楽で遊ぶコーナーです。
定番の3つの遊びを紹介します。
★ジェンカでジャンケン列車
フォークダンスでジェンカってのがあります。
「右右・左左・前・後・トントントン』って合言葉ですぐに踊れるようになります。
音楽にはリズム感が必要です。リズム感をつけるのにとってもイイよって、言ってやっています。実際、リズム感のある子は、ジェンカも上手です。
またこれ、合宿でも定番のフォークダンスです。6年生の合宿でやるよって言っています。
音楽をとめたら、近くの人とジャンケンです。本当に毎回盛り上がります。
★手拍子遊び
これは、手拍子を使った遊びです。あまり時間がない時に行ないます。これもリズム感覚が養われます。詳しくは、ここを見てください。(音符や音源もあります)
音楽の授業や気分転換にお勧め。手拍子遊び
やればやるほど上手になっていきます。
★拍手で何秒
座っている順番に一人一人拍手をしていきます。
パン・パン・パン・・・・・
全員拍手し終わるまで何秒かかるか?っていう単純なゲームです。
でも、これ結構集中力を要します。
また、全員で協力しないといけないゲームなので、一体感を生みます。
ちなみに30人のクラスで、5秒というのが最高記録です。
注:あくまでも、お遊びだって気持ちでやらせてください。うっかりしてた子や失敗した子を責めない雰囲気、とっても大切です。
おわりに
このシリーズ、とうとう終わりました。最後までお付き合いありがとうございます。
音楽が苦手でもできるというポイントで書いたつもりでしたが、いかがでしたでしょう。
音楽の授業というのは奥深いです。
国語や算数の授業だと、子供達はある程度、「勉強しなくちゃ」という意識があり、少しぐらい強制的でも授業は成立しやすいところがあります。
でも、音楽の授業はそういうところがありません。子供達の心を解放させないと楽しい音楽の授業にはなりにくいです。でも、解放させすぎると、授業にならなくなってしまいます。その加減が難しいところであり、おもしろいところです。ある意味、強制力のきかない音楽の授業がうまく行けば、他の授業もうまくなると感じています。
音楽は、感情の世界でもあります。音楽の授業をやればやるほど、楽しさが一番大切なことなんだなって思います。
このシリーズが、少しでも皆さんの楽しい授業作りのお役にたてばうれしいです。
また、もっと楽しい方法があれば、教えていただけるとうれしいです。
最後に、僕の授業に対する考えをうまく言っているなあと思う名言で終わりにします。
「できること」が増えるより、「楽しめること」が増えるのが、いい人生。斎藤茂太
音楽が苦手でもできる楽しい授業!?その4 「歌のコーナー」 [授業]
一時間を3つから5つのコーナーに分けて行なうこと。それが、音楽の授業に変化を持たせ飽きさせない工夫です。
1.準備運動のコーナー
2.歌のコーナー
3.器楽のコーナー
4.(歌のコーナー)
5.(遊びのコーナー)
今日は、4番目の(歌のコーナー)について書いてみます。
この( )の意味は、クラスによってやる場合とやらない場合があるということです。
歌が大好きなノリノリのクラスだったら、このコーナーをやるし、歌はちょっと・・・というクラスはパスします。級外としていろんなクラスとお付き合いしてみると、同じ事をやっているはずなのに、いろんな雰囲気になります。その場の空気をよんで決めます。
後半の歌のコーナーは、今まで歌ってきた歌を、次々と歌う♪と思ってください。
まさにカラオケの世界です。次々に、カラオケCDでうたいまくります。
歌いなれた曲って、けっこう喜ぶものです。今まで歌ってきた曲の中で好きな曲を次々と歌うのです。
ただ歌うのではなく、ワンポイントアドバイスもし、レベルアップをしていきます。
これは音楽が苦手な人には難しいかもしれませんが、言葉かけのキーワードを書いて見ます。
・山場をつくる
・声を飛ばそう
・強弱をつける
・言葉の頭をはっきり
・言葉のおしまいはていねいに
・子音を意識する。等
なお、このコーナーの歌は、もうまとめの段階になっているので、次のようなことをすると喜びます。
レコーディング・録画など
これをあとで全員で見て、感想を言わせたり、感想文を書かせたりします。いいことを見つけさせるようにしています。鑑賞の評価に使えます。この作業も、自分達の進歩が感じられるような時間にしてあげたいです。
百聞は一見にしかずといいますが、これをすると、自分の口が十分に開いてなかったり、表情が乏しかったりということに気づきます。教師が注意するより、自分で気づくことができるという点でもいいと思います。
歌のまとめでは、ビデオやレコーディング、あるいは誰かに向けての発表など、何らかの形にするようにしています。
PS.教科書にはた~くさんの歌が載っています。週に1~2時間の音楽の時間で、これを全部歌うのは無理なことです。実際全部歌わなくてもいいのです。
だからたくさんある中で、子どもたちが楽しんでくれるような曲を選べばいいんです。
しかし、各学年に共通教材というのがあって、これは、うたわなくてはいけません。
だがしかし、1~4年生までは4曲すべて指導しなくちゃいけないのですが、5、6年生は4曲中3曲の指導でいいそうです。知ってましたか?