良い天気に誘われて、久々のロングツーリング [幸せに生きる]
今日は、朝から良い天気です。
仕事をするつもりでしたが、「え~~い、もういいや!!」とオフの一日にしてしまいました。
こんないい天気の日には、自転車です。久々のロングツーリングをすることにしました。目指すは一里野温泉です。
風が冷たかったけど、こぐごとにだんだん体があたたまってきました。
本当にいい天気でした。道路は、すいていました。自転車でツーリングしてる人がたくさんいました。本当に気持ちのいいツーリングでした。
道の駅「瀬女」に着きました。ここでお目当てのとちもちを買いました。本当においしいんです。
二パックかいました。一パック700円也。一パックぺろりと全部食べてしまいました。
「先生」
突然声をかけられました。ふと顔をあげると、なんと約10年前の教え子親子ではありませんか。
大きくなっていました。今は高校3年生。
彼のことは、わすれたことがありません。脳性まひで手足が不自由でした。それでも、あの当時、みんなと一緒に一生懸命がんばっていました。明るい子でした。白山にも登るほどでした。
あれからいろんなことがあったことでしょう。
今は、写真を楽しんでいるとのこと。今日も自然の中に入り、写真を取りに行くところでした。
僕が自転車に乗ってここまでやってきたことを知るとビックリしていました。自転車乗りにとっては、当たり前の距離ですが、乗らない人にとっては、びっくりするようなことをやっているんですね。
お父さんもお母さんも昔と変わらない姿で、元気な笑顔でした。
彼が大好きなことをみつけ、楽しく生きていることをとってもうれしく思いました。今は大学受験目指してがんばっているとのこと。
「先生、合唱がんばってますね。」という声に対し、
「人生、楽しいことばっかりやっていると、楽しくなるよ。」
そう、今は楽しいことしかしたくない自分があります。
「お互い、人生をたのしみましょう。」
そう言って、大きくなった手と握手して分かれました。
お目当ての一里野温泉に着きました。あまり教えたくないんですが、天領という露天風呂がとっても広い温泉なのです。
ゴールデンウィークだというのに、風呂にはお客さんが一人しかいませんでした。やがてそのお客さんもいなくなり、広い露天風呂は、僕一人で独占となってしまいました。
滝のようなお湯の音を聞きながら、ゆったり浸ります。のぼせてきたら、大きな岩の上で横になって寝ます。風は冷たいのですが、温かい日差しが体を温めます。やがてまた温泉につかり、のぼせたら、岩の上でまた横になります。誰もいないので、遠慮はいりません。頭の中は空っぽです。サウナに入ったり、水風呂に入ったり、お風呂に浸かったり上がったり・・・
本当に至福の時間でした。体から余分な力がぬけて温泉の良い成分が体の中にしみこんでいくようでした。
仮眠所で、少し横になり、帰途についたのが、午後2時過ぎ。
帰りは一気に下りです。こわいくらいどんどんスピードが出ます。時速50kmを越え、自動車を抜きそうにさえなりました。
まだ雪の残った山を遠く後ろに残し走る・走る。自転車、最高です。
途中、鳥越という所にある道の駅で、きつねそばを食べました。これがまたおいしかったこと。700円也
家にはあっという間に着きました。往復72km、約3時間のツーリングでした。
久々に仕事を忘れた一日でした。
でも人生を楽しむ上で、こういう時間が大切なような気がします。
良い一日でした。
『もっと楽しく暮らすには、好きなことをたくさんやり、嫌いなことを少なくすればよいのだ』ウィリアム・ニッケルズ 「しあわせづくりの原則」