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みんなほめてもらいたかったんだなあ [授業]

 わけあって、時間に余裕のある時、低学年の教室の支援に入っています。
 落ち着きがありません。なんだかザワザワしています。
 そんな時、どんな支援をしたらいいと思いますか。

 ぼくは、ほめほめ作戦でいくことにしました。
 赤エンピツを持ちながら、教室の中を観察します。すると、そんなざわついた中でもきちんと座って課題をやっている子ども達がいるのです。そんな子にそっと近づき、小さな声で一言言いながら、開いたノートに花マルを書いていくのです。

  「きちんと座っていてえらいなあ。」
 「この字、きれいだなあ。」
 「がんばってノートかいてるなあ。」
 「しっかりした字を書いているよ。」

 すると、どうでしょう。ほめていくにしたがって、教室がだんだんと静かになっていくではありませんか。
 そして、大きな声を出していた子まで、静かになっていきました。

 今日は、いつも立ち歩きをしている子が、プリントをやっていました。
 近づいて、「えらいぞ」と言いながらプリントに花マルをしました。
 答えもあっています。
 「天才だ!!」
 そう静かに言って、一つ一つマルをつけました。。
 その子は、なんと休み時間になってもプリントをやり続け、僕に「マル付けをして」って持って来ました。
 
 いろんな支援のやり方があります。問題のある子のそばにいて、補助するやりかた。注意するやり方。睨みをきかせるやり方。
 今回僕は、がんばっている子ども達を認め、一人一人ほめていく方法をとりました。
 教室の空気が変わっていきました。
 
 休み時間になると、子ども達、「見て見て」って、宿題の自学ノートを見せに来てくれました。

「すごいねえ。」
「こんな細かい字ですごいなあ。」
「漢字上手だねえ。」
「こんなに難しいことやってるんだ。」

 
 そんなことを言っていると、
 次から次と自学ノートを持った子ども達が僕の前にやってきます。
みんなほめてもらいたかったんだなあ。
 大喜びで、僕にとびついてくる子ども達。
 僕も、とてもいい気持ちでした。

 とても良い支援ができたと思ったので、今日の記事にしてみました。
 何かの参考になればうれしいです。


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