今年は、豆大福を目指します [合唱]
今日は、ほ~~~~んとうに暑い一日でした。
最初は、体育館と音楽室に分かれてパート練習をしていたのですが、体育館チームが音楽室に来たときには、もう汗だくでした。子供達の身の危険を感じたので、残りの時間は音楽室で行ないました。
音楽室は冷房が効きます。冷房の効かない学校でNコンに向けての練習をしている学校もたくさんあることでしょう。そんな意味で、うちは本当に恵まれています。
今日はフロー状態になる方法、第三弾!応援の気持ち、を教えました。
チアリーダーは、応援してチームに元気を与えます。しかし同時に自分達も元気になっているのです。「合唱の練習でも、お互い応援の気持ちでいると、今の練習に集中できるよ」とお話しました。
今日も、小さい子供達の声の修正と音程に終始しました。小さい子の中で、口の奥をあけた発声をつかみかけた子が一人出ました。うれしくて、手をとり喜びました。
子供達に言いました。
今年は、豆大福を目指します。
中に入っているお豆さんは、小さい子供達の歌声。
それを包んでいるお餅が、高学年の歌声
おいしい餡子(曲)をお豆さんとお餅でくるみこみ、おいしい大福餅のような歌ができあがればいいなと思っています。
お豆さんは、今、やわらかくしているところです。
あとは、お餅のボリュームが欲しいところです。
今は小さい子供達の声ばかり見ていますが、本当は高学年の声の響きがもっと欲しいところです。でも、その響きの感覚をつかみかかっている子が何人かいます。毎年、Nコンの夏練で、声が大きく変化し伸びる子がいます。どれだけやれるでしょう。それは、どれだけの子がフロー状態で、今に集中できるかにかかっていると思います。
今日も、昨日に比べ、音程が正しくなりました。声の修正も進みました。課題曲は、ちょっぴり味付けも始めました。
しかし例年に比べ、進み具合は遅いです。やることは山ほどあります。でも今は子供達の成長を喜びたいと思っています。
練習後、6年生と振り返りをしました。
今日の練習を終えて、どんな気持ちですか?
すると、なんだか楽しかったというのです。
そんなに笑顔でもなかったのに、なぜだろうと、
どんなところが楽しかった?と聞いてみました。
すると・・・
みんなと合わせてうたうところが楽しかったと言います。
たくさんの子供達と歌を歌い、ハーモニーを作ることがたのしかったようです。
練習自体が楽しいと思えたこと。僕の目指していたことです。
とてもうれしい感想でした。
本来、歌うことって楽しいことです。みんなで気持ちを一つにし、きれいにハモれると、うれしいものです。歌で遊ぶような感覚で練習できたら、最高だろうなあ。
みんな成長しています。
だんだん熱き夏練になってきました [合唱]
今日は、練習のやり方を変えました。
6年生の団員たちは、Nコンでいい歌を歌いたいという思いでいます。
下の子供達の、要求も同じでした。
しかし、今はまだ、音程と声の指導をしている段階です。曲の味付けはまだまだ先の状態です。でも、残りの日は限られています。
例年レベルに達するためには、相当密度の濃い練習を重ねていく必要があります。
そこで、今日は、6年生とのミーティングで、「まず集中した練習が必要があること」を話し合いました。それはまず6年生が実践することも確認しました。
フロー状態という言葉も教えてしまいました。
そのための二つの方法も常に意識できるよう、こんなポスターを作りました。
今日のめあては、笑顔といい言葉を自分から発信し、フロー状態を作ることを確認しました。
ミーティング後も、このポスターを使って、簡単にですが、めあてを言いました。(2,3年生にはむずかしかったろうなあ)
練習内容も変えました具体的には書きませんが、
場所の変化。
時間の設定
個別指導
グループ指導など
いつもより行動も早くしてもらうよう意識してもらいました。
6年生、がんばってくれました。
少しずつ、自分からの「はい」の返事や笑顔を意識する様子が見られてきました。
下の2年生の子供達もがんばっていました。
休憩時間には、何人かの団員たちがかごめかごめで、楽しそうに遊んでいました。
とてもいい笑顔で、遊んでいます。時間を忘れ、夢中になっていました。
あとで、言いました。
「今のがフロー状態って言うんだよ。楽しくて、夢中になっていたでしょ。」
子供達、なんとなくわかったようです。
そしてこう続けました。
「練習でも、自分で笑顔を作り、いい言葉をかけあうことで、今のような気持ちを自分で作ること。それが今日のめあてです。」
わかってくれたかどうかわかりませんが、フロー状態を自分で作り出すことができれば、将来、大きく役立つでしょう。
練習後、6年だけでミーティングをしました。
・今日の練習終えて気持ちは?と聞いてみました。すると、
いつもより充実していた。
いつもよりうまくなった気がする。
忙しかったけど、やったあという気がする。などの意見がでました。
今回の夏練のめあては、成長と楽しさ。
一生懸命やることが、成長と楽しさにつながることが体感してもらえればいいなと思っています。
だんだん熱き夏練になってきました。
今日のテーマはブレス [合唱]
今日のテーマはブレスでした。
ブレスとは呼吸のこと。
まず歌詞を音読し、以下の確認をしました。
・息を吸っていけない場所の確認
・吸ってもいい場所の確認
ここですっちゃったら、言葉にならないよね~~と確認しました。
次は、ブレス記号から次のブレス記号まで、うたい切ること。
これが、なかなか難しい。
今年は小さい子供達がたくさん入ったので、言葉の途中でも息を吸ってしまいます。
そこを練習しました。
2年生3年生にとっては、難しい練習だったと思います。
子供達よくがんばりました。
でも、表情がくら~~くなってしまいました。
ブレスと表情、二つのことを同時にやるのは、難しいものです。
日々、進歩はあります。小さい子の発声が幾分きれいになってきたこと。
音程が合うところが多くなったこと。
これらは子供達にとって大きな進歩です。
でも、いい歌にするためには、まだまだやることがた~~くさんあります。
今、例年のレベルにしようと思ったら、正直かなりきつい状態です。
どこまでやれるでしょうか。
それは、子供達の様子を見ていく必要があります。
今年は子供達とともに歩んでいく方針。
でも、子供達が望むなら、できることは精一杯してあげたい。
そんな気持ちでいます。
Nコンに向けての夏練3日目 [合唱]
今日は、学校内がワックスがけのため、音楽室が使えず、体育館練習になりました。いつもの何倍もの広い場所での練習です。
今日は、声を飛ばす練習をしました。
高学年VS中低学年対抗です。
お互いに向き合い、、どこまで声が響くか、少しずつ距離を離しながら発声練習をしました。高学年、さすがに良く響きます。
低学年、最初は響きが少なかったですが、練習を重ねるごとに、少しずつ響くようになりました。
やがて、高学年の声を真似しだし、少しずつきれいな声に変わっていきました。
まだまだ歌声になると地声が目立ちます。そこが課題です。
また、高学年はまだまだ響く可能性があります。
たくさんの初心者の声がきれいになり、高学年の響きのある声で包み込むようになればいいなと思っています。
このとき、高学年、応援の気持ちで見ていました。とても生き生きとした表情でした。応援の気持ちは、自分も相手も元気にするそうです。これもシェアしていけばよかったなあ。
暑い中の練習でしたが、みんながんばりました。
6年生、窓を開けたり、機材を用意してくれたり、本当によくやってくれます。
体育館練習、意図的に入れていってもいいなあと思いました。
今日は夏練2日目。好きなことを話し合う。 [合唱]
今日は夏練2日目。
勉強タイムを一時間入れました。
音楽室で、宿題をやる時間です。
普段のことをしっかりやった上での合唱団活動です。
5分間の教えタイム以外はしゃべらないでやるが条件でした。
この一時間の集中、すごかったです。
あとで振り返りをしました。
みんながいたから
とても集中できた。
教えてもらえるから。
友だちと一緒だから楽しい。
集中できた人?と聞くと、ほとんどの子の手があがりました。
たくさんの子供達が集中していると、みんなが集中できるんだということをお話しました。
合唱練習も同じです。たくさんの子が、集中すれば、みんなが集中できる。集中する集団では、みんなが集中できる。そんなことを夏練の間につかんでほしいです。
疲れが見えたころ、フロー状態をつくるためにスポーツ心理学で学んだ、こんなことをやってみました。
★好き
好きなことを考えていると、フロー状態(今に集中できるようになる状態)になるそうです。
食べ物で、おすしと焼肉とどちらが好き?という質問をしました。
二人一組でお互いに質問しあいます。
同じなら握手、違ったらハイタッチで分かれます。
音楽室がわいわい盛り上がりました。
あとで、今の気持ちをシェアしました。
疲れがなくなった。
明るい気持ちになった。
さっきと気分が違う。
知識→実践→共有化(シェア)
好きなことをお話しするのも、今に集中する有効な方法だということをお話しました。
昨日は笑顔、
そして今日は好きなこと。
環境に気分を影響されるのではなく、自分で気持ちを選べるようにするのが、このスポーツ心理学の理論です。
それを身に着けるためには、筋トレと同じように繰り返しが大切だそうです。
どんどん繰り返し、自分で今やるべきことに集中できる方法を身につけさせてあげたいです。