合唱指導を高めるには [合唱]
今日も、ある合唱団の練習を見学させていただきました。これで3度目になります。
毎回行くたびに、歌声が変化していて驚きます。子供達の成長はすごいです。
そして、本当に勉強になります。
子ども達の歌声を聞いて、先生が指導していくわけですが、生でそれを見ることが、本当に勉強になるのです。
ここで先生は止めるだろうなあという部分を予想しながら歌声を聞いています。そこで止めれば、僕の予想は当たったことになります。
その時、どういう理由でとめたのか、予想します。音程・言葉・響き・表情など様々な理由があります。その後の先生の指導を聞けば、その予想が当たったかどうかが、わかります。
歌声を聞きながら、僕も予想し、自分の耳を検証しているのです。
そのことで、自分の聴く耳も育っていくものだと思っています。
合唱指導では、この聞く力が重要だと感じています。子供達の歌声を聞いて、瞬時に判断する力。それを身に付けるには、たくさんのいいものを聞いて、自分の耳を肥やす必要があると思っています。
コンサートをたくさん聴いたり、いい演奏を聴いたり。
コンクールなどでは、賞を予想しながら聞くのも、耳を肥やす練習になります。
しかしこのような練習を見ることが、一番の練習になると思いました。
同時に、感性をみがく必要もあるなあと感じました。
いろんな声がありますが、どの声がいいと感じる力。
美しいものを感じる力。それも大切だと思いました。
こんなことを書いているうちに、ある先生の感性のすごさを思い出しました。
合唱指導で全国的に有名な先生です。ある街路樹を見て、
「あ~、きれい」
って、つぶやいていたこと。
そうやって改めてみると、道なりに植えられた街路樹が、美しい景色を醸し出していたのです。
美しいものに気づく力。感性を磨いていく必要をその時感じました。
それには、やはり良いものを見ること。聞くこと。味わうこと。
あらためて感じる力を大切にしていく必要を感じています。
今日、合唱指導を高めるには、自分の耳や感性を高めることだと気づきました。
結局それは、自分を高めていくことになります。
合唱指導、本当に奥が深いです。
いいものを見れたこと、感謝です。今日も本当に感謝の一日でした。