SSブログ

できるできないよりも努力していることを認めてあげたい。 [その他]

 最近、できる・できないにこだわるお子さんが多いように思います。

できればよし。できなければ恥じ。

歌を例にすると・・・
正しい音程で歌えればよし。音程が違えば、恥。

でも、そんなことは僕はどうでもいいのです。

それより大切なことは、努力していることだと思います。

正しい音程で美しく歌えることは、それはそれですばらしいことです。
でも、そう歌えなくてもいいと僕は思っています。そこからいかに努力するか、しているか、ということを評価してあげたいと思っています。

 もちろん、僕は、美しく正しい音程で歌えるように、いろんな方法を教え、できるよう援助しています。それに対して、一生懸命に努力していることを認めてあげたいと思っています。

正しい音程で歌えるようになっても、合唱の世界から離れてしまえば、そんなことはどうでもいいことです。でも、できるようになるために努力したことは、経験として残ります。

 世の中に出て大切な力は、できることではなく、できないことから、いかに努力するかということだと思います。失敗から立ち直り、できるようになるためにどれだけ努力していけるか。その姿勢だと思います。

 自分自身、これを意識していないと、つい、できたことばかりをほめてしまいます。そうすると、子供達は、できる子であろうと意識してしまいます。いい子であろうとしてしまいます。

 でも、それは、ちがうと思います。なんだか、子どもを型にはめてしまうような気がします。

 失敗してもいい。できるできないよりも、努力していることを認めていける人間でありたいと思います。そしてそこから得た成功体験こそが、自己肯定感を生むのだと思います。

合唱団の三つの決まりの一つが、「一生懸命できる子」です。

 一生懸命できる子を育てていきたいです。そして、自分自身もそうありたいと思っています。


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学校

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。