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挫折体験には意味がある [幸せに生きる]

 昨日のアンサンブルの結果は、正直、こたえました。あれだけがんばったのに、結果が報われなかったこと。子どもたちにとっては、なおさらのことでしょう。

 しかしあの結果は何らかの意味があるはずです。単に結果だけに終わらせず、これからの自分や子どもたちにとって意味のあるものにしたいと思っています。

 自分自身、「かつての挫折経験が、今となっては大きな意味があったなあ」と思えることがいくつもあります。

 そこで、僕自身の「がんばったのに報われなかったこと」と、「現在から見える意味」について書き出してみます。

・高校受験失敗
 自分なりに努力していたつもり。でも前日緊張して眠れず、当日ヘロヘロの状態に。そしてみごと失敗。

意味
 努力していたつもり・・・実は「つもり」だけで行動していなかったことがわかりました。
 体調管理の大切さを学ぶ。
 何よりも、失敗したお陰で、僕のテングの鼻をへし折ってくれたことは、僕にとってよかった。
 その後、本格的に勉強をやり、大学受験はすべて合格。
 今ではこの出来事に感謝している。

教員採用試験失敗
 2回目の試験、かなり勉強し、合格する手応えもあったのに、不合格。

意味
 翌年は講師を断り、だめだった別の道へ!という背水の陣をしき、勉強に専念。そして合格。
・教師になる!という強い意識ができた。
・大学受験に続き、挫折からの成功体験を味わうことができた。
・成功のための方法を再学習することができた。
・この苦労があったからこそ、教師をがんばろうという意識で今までがんばってこれた。

・学級崩壊
 自分の実践に自信を持っていた39歳。6年生の担任をしているとき、まさかの学級崩壊。なんとか立ち直そうと努力したが、結局浮上せず、卒業させてしまったこと。

意味
自分自身を見直し、死んだつもりで生まれ変わることを決意。
新しい実践を貪欲に学び、合唱指導を始める。
心と体を鍛える意味でランニングを始める。
このおかげで、新しい世界がいくつも開けた。

 まだまだがんばったけど、報われなかったことは、山ほどあります。

 でもそのたびに、それらの出来事は僕に「生まれ変わってがんばろう」という気持ちにさせ、新しい自分に成長するきっかけとなっています。

 挫折体験は、結局今の自分に必要なパズルのワンピースだったことがわかります。

 そして、今の僕の自信になっているのは、成功体験よりも、むしろ挫折を乗り越え、新しい自分になろうとあえぎながら努力したことにあると思います。

 今回のアンサンブルでの体験も、次の成長につながるパズルのワンピースにしていきたいです。

 それにしても、今、重くやるせない気持ちが圧し掛かっていることは事実です。再起するためには、今しばらくエネルギーの補給が必要なようです。

 でも、自分自身や子ども達のためにも、このままでは終わりません。


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アンサンブルコンテスト、厳しい結果でした [合唱]

  今日は、アンサンブルコンテストでした。
 子どもたち、よく頑張りました。
 インフルエンザで今日まで休んでいた子がいたので、午前中、練習をいれました。
 全員の子どもたちがやってきました。約1時間半の練習でしたが、ようやく全員がそろい、バランスの確認ができました。

 コンテスト会場は午後1時集合です。

  コンテストでは3チームが出ました。

 今回は、インフルエンザとの闘いでした。
 インフルエンザで出られなかった子、2名。今日までお休みしていた子が4名いました。

 今日出た子供達、今のベストが出せたと思います。今回は指揮に立たなかったので、お家の人の気持ちがよくわかりました。全チームが終わった時には、「ふ~~」とため息がもれました。

 講評が始まりました。

 激戦であったとのこと。

小学校の部
 感性豊かな団体が多い。
 率直・訴える力があった。
 全体的に厳しい結果である。

 こんなことが話されました。

 結果発表を聞いてみると、その通り、厳しい結果が続きました。

 結果は、銀賞2グループ 銅賞1グループでした。

 小学校の部では、9グループ中、金賞は1グループだけでした。そのグループが全国行きを決めました。

 今回は声でやられました。
 他の団体は、どんどん声が飛んできました。他の団体の中、うちの合唱団は、ていねいに歌っていましたが、声がステージから飛んで来なかったのです。

 審査員3名中2名が声楽家の方でした。声という観点で見られたら厳しいなあと思っていましたが、予想は的中しました。

 喉の不調を訴える子。インフルエンザの欠席で今日いきなりという子もいました。無理がないといえばそうですが、インフルエンザとの闘いは、他の団体も同じでしょう。また、結果は真摯に受け止めなければいけません。

 始めに声ありきということが、よくわかりました。

 でも、子供達の今までのがんばりは、無駄にはならないと思います。

冬休み来て、練習したこと。
休み時間に集まって自主的に練習したこと。
家で自主練したこと。

  自分で、自分を高めることを、一生懸命してきたこと。それが、子供たちの財産になります。

 この悔しさを、次の活動につなげていきたいと思っています。気持ちを切り替え、子供達や自分達が笑顔になれるようにしていきます。
 がんばった子供達。そして家族のみなさん。応援してくださった皆さんには、ただただ感謝です。


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指揮の真髄 [合唱]

 すごい映像をみつけました。

1981年カラヤン来日公演番組の中で放送された小澤征爾との対談です。

 このとき、小澤征爾は46歳。この年で、世界のカラヤンと対談しています。
そこで語られるのは、まさに指揮の真髄となることがらでした。
 いくつか心にひっかかった言葉を書き出します。

「あまり指揮するな」
「楽団が動き出したらじゃまするな。楽団自体でできるのだから」

乗馬でジャンプする時教師から言われたこと
「君が馬を持ち上げてジャンプさせるんじゃなくて、馬が君を乗せたまあまジャンプするんだ。馬が塀のところまで来たら、すべてを馬にまかせてじゃまをするな。」

指揮者であろうと大統領であろうと、自分の考え方を示してやることが大切なのです。自分で全部やることは不可能です。それぞれに仕事を分配して、指揮者は各人がいかに自分の仕事を遂行しているかを知っておくことが大切なわけです。

「はじめのリハーサルではめいっぱい指揮をしてもいいが、コンサートの時には、奏者たちにやってもらいなさい。

 

 今日は、アンサンブルコンテスト前日の練習でした。
 練習の最後、僕は、指揮をやめて、子供達に任せてみました。すると、子供達が自分達でタイミングを合わせ、歌い始めました。荒いところもありますが、生き生きとした歌になりました。

 明日のコンテストでは、僕は指揮に立たず、任せてみます。

 今までめいっぱい指揮をしてきました。コンクールのときは、子供達にやってもらいます。自分達で、歌を歌ってもらいます。


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今年のアンサンブルは、とても厳しい状況です [学級]

 アンサンブルコンテストがあさってに迫りました。

 今年のアンサンブルは、とても厳しい状況です。
歌の仕上がりではありません。
大きな敵と戦っています。

インフルエンザです。
 高学年で蔓延し、合唱団の中にも、どんどん入ってきました。

 インフルエンザで、出席停止となり、コンクールに出られなくなった子が2名います。冬休みや休み時間にも一生懸命練習してきただけに・・・・。いとおしくてなりません。

 また明日には誰がどうなるか、わからない状況です。

 しかし、今できることをやるしかありません。

 出られなくなった子の分までみんなが輝けるよう、今自分に何ができるか考え、子供達のために精一杯やっていきたいと思っています。


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伝えること [合唱]

  伝えたいことが明確なら、短い言葉で言える。
 クリアな状態なら、言葉すらいらない。
 それが、指揮。

  そして、指揮も、どんどんクリアにしていくことができる。


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