指揮の真髄 [合唱]
すごい映像をみつけました。
1981年カラヤン来日公演番組の中で放送された小澤征爾との対談です。
このとき、小澤征爾は46歳。この年で、世界のカラヤンと対談しています。
そこで語られるのは、まさに指揮の真髄となることがらでした。
いくつか心にひっかかった言葉を書き出します。
「あまり指揮するな」
「楽団が動き出したらじゃまするな。楽団自体でできるのだから」
乗馬でジャンプする時教師から言われたこと
「君が馬を持ち上げてジャンプさせるんじゃなくて、馬が君を乗せたまあまジャンプするんだ。馬が塀のところまで来たら、すべてを馬にまかせてじゃまをするな。」
指揮者であろうと大統領であろうと、自分の考え方を示してやることが大切なのです。自分で全部やることは不可能です。それぞれに仕事を分配して、指揮者は各人がいかに自分の仕事を遂行しているかを知っておくことが大切なわけです。
「はじめのリハーサルではめいっぱい指揮をしてもいいが、コンサートの時には、奏者たちにやってもらいなさい。
今日は、アンサンブルコンテスト前日の練習でした。
練習の最後、僕は、指揮をやめて、子供達に任せてみました。すると、子供達が自分達でタイミングを合わせ、歌い始めました。荒いところもありますが、生き生きとした歌になりました。
明日のコンテストでは、僕は指揮に立たず、任せてみます。
今までめいっぱい指揮をしてきました。コンクールのときは、子供達にやってもらいます。自分達で、歌を歌ってもらいます。