時代の波 [その他]
今日は、町内の株という集まりの報恩講でした。同じ町内の8軒の夫婦が集まり、お念仏を唱えました。
そしてその後、食事をしながら、親睦を深めました。
隣近所に住んでいる方々というわけではありません。
もともと古い昔には、つながりがあった家同士だと思います。
いろいろとこの株について聞いてみたのですが、その起源はわかりませんでした。浄土真宗の集まりなので、もしかすると一向一揆の頃までさかのぼるのかも知れません。
今は、葬式の時に、集まってお互いに助け合う関係となっています。
僕たち夫婦は、一番の若手になります。
昔は、家や公民館でお葬式をしていました。たくさんの人手を必要としました。ですから、この株という組織は、とても大切なものでした。
しかし今は葬儀場で行なうようになり、株の組織がなくても行えるようになりました。
年配の人は、「この集まりは、いつまで続くかなあ・・・」ということを言っていました。
「息子の代になると、わからないなあ・・・」というのがその場での結論でした。
とりあえず、来年もやる、ということで来年の当番の家が決められました。
この会は、持ち回りでお世話する家が変わるのです。
時代と共に、消えていくものがあります。
時代を経ても、残るものもあります。
この会はどちらでしょう。
時代の波が、僕の住んでいる田舎まで押し寄せていることを感じました。