子供とのつながり [幸せに生きる]
子どもとのつながり方は、いろいろとありますが、僕は今まで、楽しいこと(物)を間にはさんでのつながりが強かったのだなあと感じています。
人間同士のつながりに関しては、欠点だらけの自分には自信がありません。
しかし確実に楽しいことを提供することにより、子供達からの信頼を得てきたのだと思います。
若かりし頃には、仮説実験授業やものづくりを通して、子供達は熱狂的に支持してくれました。
やがて、やがて体育の指導や、絵の指導も入ってきました。そして今は、合唱指導。
それは、いつも新鮮でいい野菜を提供してくれる八百屋に似ています。
満足のできる料理を出してくれる料亭に似ています。
しかし最近、力をつけることを重視するあまり、また、子どもはこうあるべきだという思いが先に立ち、楽しさが二番目に来ていたような気がします。
お客の満足の前に、力をつけるぞ。またお客はこうあるべきだ!という思いのお店に、お客は喜んで来るでしょうか?
まず、受け手が満足するようないい授業、楽しい授業を真っ先に考えることが、改めて大切なんだなあと思います。
最近の音楽では、指導するというよりも、いい音楽・心がうきうきするような音楽を子供達に提供しています。いい物を選んで聞かせ、見せているだけですが、今まで以上に喜んでくれています。
子どもと僕との間に、楽しいこと(物)を入れていく意識を常にもっていたいと思っています。