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お勧め絵本「どんなかんじかなあ」 [本]

 今日は僕が朝、6年生に読み聞かせに行く日でした。
何の本を読もうかと、いろいろ悩み、図書館司書の先生に相談したところ、次の本を紹介していただきました。

どんなかんじかなあ

どんなかんじかなあ

  • 作者: 中山 千夏
  • 出版社/メーカー: 自由国民社
  • 発売日: 2005/07/01
  • メディア: 大型本

 

抜粋

ともだちの まりちゃんは めがみえない。
それで かんがえたんだ。
みえないって どんなかんじかなあって。

しばらく めを つぶっていたら わかるかもね。
うん、めを つぶっていてみよう。

 ・・・・・・・・・・・・・

なんてたくさん
いろいろな おと!!

ぼくは おどろいて めをあけた。
まえと おなじ しんとした よのなかだった。

だから まりちゃんにあったとき いったんだ。

みえないって すごいんだね。
あんなにたくさん きこえるんだものね。
みえるって そんだね。
ちょっとしか きこえてないんだものね。

まりちゃんは わらって、こういった。
「ひろくんって、かわってる!」

 後半になるにしたがって、6年生の子ども達、だんだん集中して、聞き入ってくれました。

 この本は、障がい者のことが理解できるだけでなく、できないことのすばらしさを感じることもできます。

 6年生には、できることだけがすごいのではなく、できないことからうまれるすごさもあることをわかってもらえたらと思って読みました。

 同時に、これから、たくさんの壁にぶちあたり、できないことに出会うこともあるでしょう。でも、そんな時にでも、自分の中にある良さを見つめて伸ばしていって欲しい。そんな願いも込めました。

 ラストも驚きの結末です。
 奥の深い本です。お勧めです。


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