最高学年の歌声を一年生に聞かせよう [授業]
今年の6年生の音楽の目標は、これです。
音楽を通して、最高学年のすばらしさを見せたい。
6年生になると、最高学年としてのプレッシャーがあります。
しかられることも多くあります。
苦労します。
だからこそ、それらが報われるようにかっこいい場面を作ってあげたいと思っています。
そこで、今年初めてやったのが、これです。
最高学年の歌声を一年生に聞かせよう。
音楽の教科書では、最初に「つばさをください」があります。そこで、まず最高学年の歌声をつくろう!というめあてで、2部合唱を教えました。
また、今の時期、1年生は校歌を練習しています。その一年生たちに、最高学年の歌う校歌を聞かせよう!という企画です。
あるクラスの子供達に提案したところ、みんなが賛成し、やることになりました。
今日1年生のあるクラスを音楽室に招待し、6年生が歌う「つばさをください」と校歌を聴いてもらいました。
聞いた後の、一年生の感想が、6年生をとても喜ばせるものばかりでした。
・きれいな歌声でした。
・ぼくらの歌とぜんぜんちがう。
・うまかった。
・優勝できる(笑)
1年生の子ども達は、卒園式で「つばさをください」を歌ったそうです。そこで、最後に1年生と6年生が一緒になって、「校歌」と「つばさをください」を歌いました。
その歌声のすばらしかったこと。かわいい声と大人っぽい6年生の歌声のコラボ。思わず笑顔になりました。
最初は無表情だった6年生も、最後には、とてもうれしそうでした。
さて、最後に短い時間でしたが、6年生に、今日の授業についての感想を書いてもらいました。その中から一部紹介します。
・一年生と一緒に歌うなんて、今までにない経験でした。自分のこれからの目標は、もっと最高学年として歌っていくことです。すごくいい経験ができたと思います。
・ぼくは今日、一年生にきれいな歌声だったと言ってくれました。最後に一年生とつばさをくださいを一緒に歌いました。僕は最高学年としてもっとお手本になりたいです。
・おなかから声を出し、一生懸命歌いました。一年生がかんそうを言ってくれたときはとってもうれしかったです。最後にあわせてみると、一年生のかわいい声がして、うれしかったです。
・最後に一年生といっしょに歌って、一年生が6年生になったとき、こんな歌になってほしいと思いました。今日はとてもうれしかったです。
小学校のいいところは、様々な年齢の子供達が集まっているってこと。こういう異学年の交流は、とてもいいなあと思いました。
6年生は、下の学年にすばらしい姿を見せ、下の学年はそんな6年生にあこがれる。そういう機会を、僕は音楽というものを通して、つくっていきたいと思っています。