仲良くできる子 [合唱]
合唱団のきまりの一つに「仲良くできる子」というものがあります。
これは、学年によって意味合いが変わってきます。
中学年までは、いろんな子と仲良くできるといいね。という普通の意味です。
でも、高学年になると変わります。
いろんな個性の子がいます。思春期に入ると、その人間関係も複雑になってきます。
多少気の合わない子も出てくるでしょう。でも、うまくやってね。という意味合いがあります。
ほどほどの距離感を持ち、うまくつきあう術を身につけてほしいという願いが込められています。
高学年の特に女子の世界は、「トイレまで一緒に。」という世界になります。グループができ、暗に同一の行動が求められるようになります。でも、それでは苦しくなります。
人それぞれに、気持ちのいい距離感を持って、仲良く共存して欲しいという願い。それが高学年の「仲良くできる子」という意味です。
合唱団の子は、みんな合唱が大好き。そこが強みです。そこでつながればいいのです。あとは気持ちのいい距離感を持ち、気持ちよく過ごしてほしいと思っています。
そして一人でも行動できる人になってほしい。
人はみんな自由人。だからこそ、自由に伸び伸びと。そして気持ちのいい部分でつながってくれればいいと思っています。