アカペラの指導メモ [合唱]
今、アカペラの曲を練習しています。
何せ初めてのことなので、手探り状態で、指導しています。
各パートの音取りは終わりました。
最近まで、スコアメーカーの補助音をつけた状態で練習していました。
そしてようやく、補助音なしの練習に突入しました。
するとこんな問題が出てきました。
ハーモニーができないところ多数あり
原因は以下の2点です。
1.ところどころ、音が分からなくなること
2.音が下がる子がいること
そこで、学生時代ずっと合唱をしていた先生に、その解決策を聞いて見ました。するといろんなことが見えてきました。自分のためにも、記録として残します。
1.ところどころ、音が分からなくなることの解決策
歌には、文章で言う段落の変わり目のようなところがあります。転調しているところとか、旋律が変わるような場面です。その場面の最初の和音を伸ばす練習をする。何度も繰り返して練習していたとのこと。
頭さえわかれば、あとはその流れに乗って音がわかります。
2.音が下がる子がいること
例えば、自分ではラの音を出しているつもりですが、音が下がって聞こえる場合があります。その原因は2つ。
1つ目・・・お腹が使えてない場合。息が不足し、音程が下がります。
2つ目・・・声のポジションが上にあがってない場合。
合唱の場合、一度声を頭の上にあげ眉間の間から出すという意識が大切です。その意識がないと音が下がります。では、その解決策です。
こんなことを子どもたちに言っても難しいので、以下のように指示します。
・姿勢・・・モデルのように立つ
・ほっぺをあげる
・まゆをあげる
・頭の上から前に出す。
こうすることで上へ上へという意識を持たせるのです。これらは、ほぼ僕が普段言っている事と同じでした。
アカペラは、ピアノ伴奏がありません。頼りとなるのは、自分自身です。だからこそ、基本に忠実にいかなくてはいけないのだなと思いました。
逆にアカペラがきちんとできるようになれば、基本が習得できるということです。
わが合唱団にとって新たな挑戦です。
手探りだから、逆におもしろいです。