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里山資本主義、新しい未来が見えるようです [本]

  この冬休み、すごくおもしろい本をみつけました。
藻谷浩介著「里山資本主義」です。

里山資本主義 [ 藻谷浩介 ]

 先進国の課題を救う糸口は田舎にあった!

 少子高齢化が進み、大都市に人が集中するなかで、非常に多くの課題を抱えながら進み続けている先進国・日本。

 その多くの課題を解決するカギを「里山」に見出し、 日本国内の事例や、オーストリアやイギリスの事例を踏まえながら新たな経済のあり方、経済再生の方策を探った一冊です。

 田舎に住む僕にとって、新しい未来が見えたような気がしました。

 この辺でも、少子高齢化や空き家問題など、他人事ではありません。
 しかし、それを資源と考えたらどうでしょう。

 空き家・・・人の住めるスペースがたくさんある。
 高齢化・・・知恵を持った人がたくさんいる。

 いまあるものをメリットとして生かしていったなら、新しい世界が見えてくるような気がします。

 特に僕が実際にやっていきたいと思ったのは、木材の利用です。今は電気に頼りっぱなしで、ものすごい額の電気代を支払っています。それは、外国から輸入される石油や原子力に対してお金を使っているようなものなのです。

 しかし木材なら、山ほどあります。山は、植樹されて活用されないままにある杉の木でおおわれています。それを資源として使ったならどうでしょう。わざわざ外からエネルギーを買う必要がありません。

 木材工場から排出する樹皮、おが粉、端材などを材料にして作られている木材ペレットというものがあります。それを使ったストーブがあります。その利用を真剣に考えていきたいと思っています。

 また近所で作られ、あまっている野菜をうまく使っていけないかなと思っています。スーパーへ行かなくても、身近にある食材で生きていけるはずです。そうすると、近所の人も喜ぶし、僕自身もうれしい。安全な食材だからです。身近にあるものを生かしていく生き方。

 競争の生き方ではなく、共存の生き方。新しい未来です。

 今、息子は大学3年生。就職のことも考えていかなくてはいけません。今はグローバルな時代。世界と競争することを求められ、若者たちが使い捨てのようにされている企業もあると聞きます。

 そんな息子にこの本を紹介しました。
 激しい競争の中、使い捨てにされる社会でなく、個が大切にされる社会。
 均一な大量生産の時代でなく、ここにしかないものを大切にする時代。
 新しい生き方が求められているような気がします。
 人は幸せに生きていけるはずです。そのヒントがこの本にあるような気がしました。

PS.ネットで調べてみると、この本の内容が映像で見られるサイトをみつけました。
 ほぼこの本と同じ内容です。いや映像をもとにこの本が作られたのかもしれません。
 この記事に興味を持った方は、以下のサイトの映像を見てみることをおススメします。

里山のチカラ


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