シャープとフラット [幸せに生きる]
今、5年生では、世界が一つになるまでを歌っています。この楽譜の中に♭ついた音があります。
半音下がっただけの音ですが、♭の記号のついた音が、とってもいいなあと最近感じるようになりました。
切ない音なのです。
大人を感じる音なのです。
心がフラ~ットよろめくような音なのです。
そういえば、卒業式の歌なんかには、よくこの♭の音がついています。今度楽譜を見てみください。
逆に♯のついた音は、半音上がっただけですが、
希望を感じます。
キラッと輝くような音に感じます。
鋭い光があたっているようです。
いずれにせよ、楽譜の中の♯や♭のついた音は、大切にていねいに歌っていくことが大切なんだろうなあと感じています。
歌のつぼというのでしょうか。
押さえどころというのでしょうか。
半音上がる。半音下がる。たったそれだけのことで、音が魅力的に感じられます。音楽っておもしろいです。
人生もちょっとさがると切なくなり、ちょっと上がると心が輝く。音と似ているのかもしれません。
完全に、上がりきったり下がりきったりするのではなく、中途半端なところにいることが、おもしろいのかもしれません。
シャープとフラット。心が揺れる音です。