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一瞬で「やる気」がでる脳のつくり方 [本]

  言葉では立派なことを言うが、行動が伴わない。
 子どもたちを見ていると、時々そんなことを目にします。

 そんな時問題になるのが、「やる気」

一瞬で「やる気」がでる脳のつくり方

一瞬で「やる気」がでる脳のつくり方

  • 作者: 佐々木 正悟
  • 出版社/メーカー: ソーテック社
  • 発売日: 2007/09/15
  • メディア: 単行本


 この本は、そんなやる気と脳の関係性についてかかれています。
 この本を読むことで、そんな子どもたちのことが理解できます。

著者は言います。やる気は身体の神経物質!
だからやる気には限界がある。
脳はやる気を節約しているのだ!!と・・・

なるほどなあと思います。そうであれば、子どもたちの行動は理解できます。
立派なことを言うのは、少しのやる気のエネルギーを使えば簡単にできます。
しかし、実際に行動となると、かなりの「やる気」のエネルギーを使うことになります。
さらに、それを継続するとなると、膨大な「やる気」のエネルギーを消耗します。

低学年の子どもたちは、何事もやる気満々です。しかし、ある瞬間、バタリと目がうつろになります。「やる気」のエネルギーを使い切ったのです。

高学年の子が、なかなか「やる気」を見せないのは、そんな限界点を知っているからかもしれません。「やる気」を小出しにすることで、細く長く活動しようとしているのかもしれません。

 そんなことを知ると、子どもたちの行動も理解できます。
 脳はやる気を節約しているのです。

 そう言えば、僕自身もやらなければいけないことがあるのに、いざやろうとすると他の事(ギター。漫画。机周りの掃除など)をしてしまい、無駄な時間を過ごしたことがありました。これは、「やる気」が少なくてすむものを脳が選択した結果なのだそうです。

 「やる気」をこういう脳科学的な視点で見ることで、根性論に陥るのを防ぐことができます。

 期限付きのものは、「やる気」持続しやすいとのこと。
 また、やっているうちに、「やる気」が出てくる場合もあります。

 いつだって「やる気が出ない」のには極めて合理的な理由があります。そんなことを知ることで、指導の仕方も一味違ったものになっていくように思います。


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