子はかすがい [幸せに生きる]
子はかすがいと言いますが、子どもたちが、僕を救ってくれます。
楽しそうに歌ってくれる子。
一生懸命リコーダーを練習してくれる子。
そして少しずつみんな美しい歌声に変身しつつあります。
廊下で会うたびに、「先生」って声をかけてくれる子が、何人もいます。
ハイタッチしてくる子。
笑顔であいさつしてくれる子。
うれしいです。
今日、6年生の音楽が終わった後、ある女の子が、ボソッと
「音楽たのしい・・・」とつぶやいていました。
なんだか、じわじわ~~っとうれしくなる一言でした。
「かすがい」は「鎹」という漢字を書き、材木と材木とをつなぎとめるために打ち込む、
両端の曲がった大きな釘のことだそうです。
仲が悪くなった夫婦が、離婚を考えた際に
「でもこの子の将来を思うと・・・」と思いとどまらせたり、子供が生まれた時のことなどを思い出して夫婦関係が修復されたり、というように
「子どもには夫婦の縁をつなぎとめる力がある」
「子どもには学校と僕の縁をつなぎとめる力がある」
いろんなことがあるけど、こんな子どもたちがいるから、教師をつづけようと思います。