歯ぎしり [合唱]
ここ数日、左の奥歯がぐらぐらしています。
寝ている間に、歯ぎしりをしているようなのです。
歯肉が腫れて、歯が浮いたような状態になっています。上と下の奥歯がかち合うと、痛くてたまりません。
ここ数日、ものを噛めない状態です。
そういえば、3月のアンサンブル全国大会前のときも、歯ぎしりをして、前の差し歯が抜けてしまいました。
そうそう、昨年のNコンの練習の時も、やはり奥歯が、ぐらぐらして、削ってもらいました。
知らない間に、心の底の自分が、歯ぎしりをさせているようです。
思いと現実の差が、知らないうちに、自分を追い込んでいるのかもしれません。
そこで、今日は前の教職員研修で学んだことをやってみることにしました。
信楽ひふみ学園代表、佐藤公一氏の講演、本当にいい講演でした。そこで大きく二つのことを学びました。
ねばならない思考を選択します思考に変える。
ねばならない思考は自分を苦しくします。
そういう時は、選択します。と言い換えると楽になるというのです。
「僕はNコンの指導をせねばならない。」ではなく、それを「選択」しているのです。
感じる!
普段は、想像したり思ったりする時間がほとんどだとのこと。過去の失敗や現在の不満、未来の不安。そんなことばかりを繰り返し繰り返し思っているのです。
しかし、感じることを優勢にすると本来の自分に戻れるというのです。
具体的には
・身・・・背筋伸ばして和顔
・口・・・前向きで明るい言葉
・意・・・長いスパンで見る目
まずは、今ここでしあわせになることが大切だというのです。
僕の場合は走ることで、感じるが優勢になります。背筋を伸ばして走ることで得られる身体の心地よさ、気持ちよさ。まさに走ることから得られる感覚が自分を幸福感で満たし、本来の自分に戻してくれます。
今日の午後は走りました。何も考えず、山の林道の中を黙々と走りました。濃い緑が心地よい気持ちにさせます。そよ吹く風が、身体を通り抜けます。
さあ、今晩は歯ぎしりがとまるでしょうか。
Nコンを練習している指導者のみなさんや、あるいは大会を控えた運動部の顧問の先生は、こんなことありませんか。
知らない間に、自分にプレッシャーをかけているのかもしれません。
明日、歯医者に行きます。
突き抜けた感!? [合唱]
今日の合唱練習では、突き抜けた感がありました。
突き抜けた感って?
それは、ある限界を超えたとき、楽しく感じる感覚です。
なんだか意味もなく楽しい感覚に包まれること。
意味もなく可笑しい気分になること。
走っているとよくあります。ある限界を超えると気持ちよくなる瞬間。ランナーズハイです。
合唱練習でも、時々あります。ある限界を超えると、やたらと楽しい雰囲気になるとき。たくさんの子が笑顔になります。笑い声につつまれます。昨年度の夏練でも時々ありました。今年は初めてかもしれません。
運動部なんかでもあるんじゃないかな。ある限界を超えたとき、苦しいんだけど、楽しい感覚になるってこと。
これは、僕自身の感覚ですが、子どもたちはどうだっただろう?
しかし、昨日うまく決まらなかったところが、次々と決まっていきました。
昨日後退したところが一歩前進しました。
突き抜けた感は、自分自身の殻を一つ破る感覚なのかもしれません。
一つ一つ自分の殻を破り、大きく成長していって欲しいです。
一進一退 [合唱]
今日で一応表現をすべて教え終わりました。
相当かっつめて教える形になりました。
どこで、どう表現すればいいか、おおまかなところは押さえました。
同時に声作りを並行していたはずですが・・・
なんと響かなくなってしまったのです。
また、歌が早くなってしまいます。
子どもたち、どんどん先へ先へと歌ってしまいます。
もうどうにも止まらない!!
これ昨年度も体験しました。
原因は息です。
十分に吸ってないから、息が少ない。
響きが小さくなる。
早口になる。
早口だから口も動かない。何をいっているのかわからない。
小さくまとまってしまったのです。
一度壊すのを覚悟で、また声作りです。
とにかく息!!そして出すことです。
壊しては、作り、壊しては作り。そうやって少しずつ大きくしていくしかありません。
一進一退。
小さくはまとめたくありません。
Nコンまであと6日です。
大きな指針 [合唱]
今朝、フェイスブックでみたある先生の言葉が心にズシーンと響きました。
僕が大変尊敬している先生の言葉です。
楽譜をちゃんと読み、そこに思いをのせ、それを技術で表現していくこと、
そして人としての成長につなげていくこと
これが、まさにNコンの夏練で目指したいことだと再確認しました。
今年は練習時間が短く、技術で表現していくことばかりにとらわれていました。
声作りをはじめ、立ち方や音程、呼吸、表情、口形、言葉など、押さえる事が山ほどあります。
しかし、抜け落ちていたことがありました。それは、思いをのせることです。
そして、一番大切なこと。それは、人としての成長につなげていくことです。
僕のNコン挑戦歴は、今回で10回目になります。夏休みの暑い中、なんで、なんでこんなことを続けてこられたのか・・・。
それは、子どもたちの成長を見るのがうれしかったからです。そして、そんな子どもたちを見て、自分自身の成長も感じられました。
しかし、初期の僕は、思いが先行し、楽譜や技術が後回しの状態でした。
今は、楽譜と思いと技術、三位一体のものだと思います。
楽譜をちゃんと読み、そこに思いをのせ、それを技術で表現していくこと、
そして人としての成長につなげていくこと
本当にずしんとくる指針です。
今日は、この言葉を意識した指導をしました。
今は表現に入っています。
その中で、楽譜や歌詞から読み取った思いを子どもたちに伝えていきました。
今年の課題曲「ぼくらのエコー」は、普通に歌ってしまうと、さーっと流れてしまいます。しかし、武田雅博先生の講座をうけて、とてもスケールの大きい曲だなあと感じていました。
このスケール感を出すためには、技術だけでなく、思いを伝える必要があります。特に後半に行けば行くほど、熱く強い思いや決意をこめた歌い方が必要です。
歌の中で、武田先生から学んだ熱き思いを話していきました。
そして更に、そんな思いが込められた歌の力についても話しました。
僕がかつて死のうと思っていたこと。そんな時に聞いたある6年生の歌声に涙が止まらなくなったこと。それから死んだつもりでもう一度生きてみようと思ったこと。
歌には、そんな力があるんだ!!
僕は歌によって救われました。
僕が合唱をはじめた原点です。
みんなもこの歌に、希望や決意の気持ちを込めて歌うことで、人に希望や勇気を与えることができるかもしれない。そんな歌をみんなでつくっていこうよ。
子どもたちは僕の話を静かに聞いてくれました。
歌に思いを込めるということは、その思いを自分のものとして理解していく必要があります。そんな中で、子どもたちは成長していきます。そんな成長した姿を見て、人は感動します。その感動した姿を見て、歌い手の子どもたちもまた感動します。そして、さらに成長していきます。
そんな世界を、この夏練でつくっていきたいです。
楽譜をちゃんと読み、そこに思いをのせ、それを技術で表現していくこと、
そして人としての成長につなげていくこと
大きな指針です。ありがとうございます。
時は金なり [合唱]
今日も、表現をつけていきました。
しかし、基本は声です。最初に声ありき。だから、基本メニューをする中、課題曲と自由曲の表現を恕等のようにつけていきました。
そのせいでしょうか。歌声がだんだんと乱暴になってきました。
指導のあせりが歌に出てしまうのかもしれません。
合唱というのは、押さえることが山ほどあります。
あれもこれもと言っていたら、時間がいくらあっても足りません。
捨てるところは捨てるという潔さが必要なのかもしれません。
今日の午後、みんなで作る歌のお城に色をつけてみました。
これは、みんなで目指す歌の象徴です。
薄くサ~~っと色を塗ってみたのですが、それらしい感じになりました。
今は、こんな感じかもしれません。
今日うれしかったことがあります。
あっもう12時5分前や、終わる時間や。
こう僕が言うと・・・。
先生、11時5分前の間違いじゃないが。
みんなで時計をみると・・・
あっ本当や。
あっという間に時間が過ぎたと感じたようです。
今日からピアニストの方が来てくれて、指導がどんどん進むようになったこともうれしかったです。
時は金なり。
限られているからこそ、この言葉が身にしみます。
Nコン県大会まで、あと8日になりました。