歌のテスト [授業]
歌のテストのシーズンです。
今の学校でも、一人一人歌ってもらうテストにしています。
番号順に一人一人自分の席で立って歌うのです。
歌うのは、とても短いフレーズです。6年生のおぼろ月夜を例にすると
「菜の花畠に、入り日薄れ見わたす山の端、かすみふかし」
と、これだけです。
歌う前にこんな約束をします。
一人で歌うってすごく緊張します。
音がはずれたり、声が出なかったりもします。
そんな時、みんなは、どんな気持ちで聴いたらいいと思う?
応援する気持ちで聞いてください。
そして、聞き終わったら、拍手が生まれるといいね。
今日は、6年生のあるクラスの歌のテストをしました。
全員歌えました。
最後に全員で歌いました。
すると、のびのびした歌声が響き渡りました。
緊張した人?と聞くと、全員の手が上がりました。
でも、歌ったね。みんなすごいね。
そして、このクラスはすばらしいクラスです。
だって、いろいろと言われて、声を出せないクラスもあります。
本当にこのクラスは、すばらしいです。
そうやってみんなで拍手をしました。
歌のテスト。いろんなやり方があります。
ここ数年はこのやり方でやっています。
歌う前のドキドキ感。そして歌い終わった後のホッとした感覚。その体験って大切なような気がするからです。
何よりも、みんなの前で、自分の歌声を表現すること、できることって、自分にとってもクラスにとっても、大切なことだと思うからです。
このテストの大前提は、歌える環境を教師が守ってやることだと思っています。
このテストがうまく行くかどうかは、僕の音楽の時間の人的環境がうまくいっているかどうかのテストでもあります。
今日もうまくいってよかったです。