変わらないもの

  今日は、朝、母屋の周りに除草剤を撒き、その後、掃除をしました。
　今は誰も住んでいない母屋。僕の自宅のとなりにあるのですが、めったに行く事はありません。

　しかし、入ると、ずっと昔のままの空気がそこにありました。
　僕が生まれ育った家。
　大きな仏壇があり、父や母をはじめ、先祖の写真が飾ってあります。
　歴史を感じます。
　この家は、そんな縦につながりに気づかせてくれます。

　さて、掃除を終え、スケジュール表を見てみると、今日は特休であることがわかりました。つまりお休みです。ありがたいです。

　そこで今日は久々に山に行くことにしました。
　小松の名峰、鞍掛山です。

　市街地からみると、とても目立つ山です。
　標高478ｍですが、登りがいがある山です。
　良く整備された山道を一歩一歩登りました。

　普段使うことのない筋肉を使っているのがわかります。
　記録を見ると、昨年の6月以来です。
　僕が山に夢中になっていたときは、毎週のように登っていました。

　山頂には誰もいませんでした。

　今日は見えるはずの白山も雲にかくれていました。

　その後、足を伸ばし、獅子岩へ行きました。
　ここからの景色は絶景です。
　深い山並みが見えます。

　遠く富士写ヶ岳が見えます。富士山に似ていることからつけられた名前だとのこと。

　本当に山はいいものです。いつも自然な姿です。
　鞍掛山、いつもと変わらない姿で僕を迎えてくれました。
　僕の母屋と同じです。

　世の中どんどん変わっていきます。変化・成長していくことはすばらしいことです。

　でも、変わらないものもあります。変わらないものは、心を和ましてくれます。変わらないこともすばらしいことです。

　良き物はかわらないでいてほしいです。