合唱のいろんな段階の楽しさ [合唱]
合唱はいろんな段階で楽しさを感じます。
まず第一段階
美しい声が出せたとき。発声の仕方を教えることで、すぐに出せるようになります。声がガラッと変わって、ビックリします。
第二段階。
その声に響きが出たとき。これは時間がかかりますが、コツをつかんだ子は、身体のいろんな部分が振動しだします。首の後ろ。頭の上。額。すると、どんどん声が響くようになります。これも楽しいです。
第三段階
ハモル感覚がつかめたときは、最高です。これも時間がかかりますが、コツをつかんだ子は、どんどんハーモニーが作れるようになります。人の声と溶け合って、ハーモニーを味わう感覚。これは本当に奥が深い楽しさです。
その究極が、アカペラによるアンサンブル(少人数の合唱)です。
本当に、これは独特の楽しさがあります。
他の音を味わいつつ、自分の声を溶かす。繊細で、宝石のような輝きを持つ絶妙な世界。
声だけで、みんなと一つになる世界。
合唱は深いです。その虜になった子は、本当に楽しそうに歌います。
そんな子どもたちを見ていると、しあわせな気持ちになります。
僕は、こういう絶妙な世界が好きです。
繊細で美しきもの。
合唱に出会えてしあわせです。