聞くこと [合唱]
今日の合唱練習では、新曲の音取りをしました。
音のあやしい所は、一小節ぐらいを学年で歌わせたり、一人一人歌わせたりします。こうすると、音が正確になっていきます。
そこで、意識させたことがあります。
それは、聞くこと。
一人一人歌っている間。他の子はどうしているでしょう。
何も言わないと、ボ~~っとしていたり、ペチャクチャおしゃべりってこともあります。
しかし、聞くことを意識させると、耳が育っていきます。
だがしかし、ただ「聞くように!!」と言っても、できないのが人間。
人間だもの・・・相田みつを
そこで、今日はこんなことを言ってみました。
聞いた後、音のあやしい部分を、セーノで言ってみて
たとえば、ふるさとの「うさぎおいし」とある学年が歌ったら、音が違う部分をセーノで
うとかさとかぎとかと言うのです。
その後、僕が正解(と言っても僕の耳の判断ですが)を言います。一緒だったら、すごいねってなります。
聞いたあとにフィードバックさせたのです。
これがなかなかおもしろかったです。(歌っている子はひやひやしたでしょうが・・・)
聞くことを意識することで、確実に耳が育っていきます。
聞くことの回数を増やすことで、更に育ちます。
実際ピアノをやっている子は、耳が育っています。
合唱を通して、聞くことの大切さを実感しています。
※
授業では、発言ばかりに注目がいきます。しかし、聞くことも、すごく大切なことだと思います。理解力と思考力が育ちます。
日常会話でも、話すことに関心がいきます。しかし、聞くこともすごく大切です。たくさんの情報と相手からの信頼が得られます。
昔は、たくさん話ができる人がいいなあと思っていましたが、最近は、じっくりと話を聞いてくれる人がいいなあと思います。
今日の合唱練習を通して、あらためて聞くことの大切さを感じました。