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第85回Nコン全国コンクール・小学校の部の感想 [合唱]

今、新宿のホテルにいます。熱きNコンを生で見て、興奮冷めやらぬ気分でいます。

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  NHKホールに入ると、身体が火照ってくるのがわかりました。野球少年が甲子園に憧れるように、僕にとってNHKホールは聖地なのです。

  座席は3階の末席でした。
  ステージが小さく見えました。
  去年、あの場所に立っていたなんて、ウソのようです。
  でも、会場にいるうちに、昨年の熱き思いがよみがえってきました。

  NHKホールは、やはり広いです。とてつもない広さです。
  しかし、出場校の子供達の声は、とんできました。
  特に1校目の出だしの第一声は、オオオと思いました。マイクも使わず、子供達だけの肉声で、ここまで響いてくることに、感動です。

  その後は、審査員になった気分で聞きました。
  やはり第一声が、とても大切だということがわかりました。その声を聞いて、後をどう聞こうかという気持ちが決まってきます。

  も大切なポイントです。
  自然な発声が大切だということが生で聞いていてよくわかりました。
  それは聞いていて、心地の良い発声。

  身体を使った無理のない発声。

  表現では、場面ごとに変化が感じられることが大切だということがわかりました。この場面では、何を伝えたいのかがわかる演奏。強弱などの表現がクリアに変化する演奏。
   そんな見事な演奏がいくつもありました。

   事前に金銀銅の予想をしました。
   銅の一校だけ外れました。
   でも、他は全部当たりました。
   それらの学校はすべて、先の3つが素晴しいと感じました。

   七生緑小学校、痒いところに手が届くような演奏でした。特に課題曲は、「そうそうそういう風に歌ってほしいんだ!!!!」って演奏でした。

   白金小学校は、これぞまさに合唱!!!合唱の王道をいくような演奏でした。全体が一つのストーリーのようでした。

   個人的にグググときたのが、沖縄の石嶺小学校でした。歌の中にチャレンジ精神を感じたのです。

  他の学校も甲乙つけがたいものでした。
  やはりホールで聞くのは勉強になります。

  良い演奏は、広いホールの空気を変えます。子供たちの声で、あの広い空間の空気を変えてしまうのですから、やはり合唱はすごいです。

  帰りがけ、後ろに座っていた若い女の方から。
去年出ていた先生ですね。
  と言われました。
はい。
  先生のところの歌声が一番好きでした。がんばってください。
と言われました。
  びっくりしたのと同時にうれしかったです。

  待っていてください。必ずまたあのステージに立ちます。

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  出場校のみなさんの歌声は、僕の心を熱くしてくれました。ここまで長い道のりだったと思います。出られなかった子どもたちの分も、熱き思いを込め、歌ってくれました。
   心からエールを送ります。
   ありがとうございました。

ps.言葉をやりすぎるあまり、音楽の流れが止まる演奏もありました。
審査員のこの講評、僕の今の課題でもあります。

新宿のホテルにて

 

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