ピアノよさようなら。ようこそお母さん [幸せに生きる]
実は僕の家にはずっとピアノがありました。
亡き母が、僕が学生時代に買ってくれたものです。
亡き母が、僕が学生時代に買ってくれたものです。
とても高価なものでした。
内職をしてためたお金で買ってくれたものです。
よほど僕が教師になることをうれしく思っていたのでしょう。
内職をしてためたお金で買ってくれたものです。
よほど僕が教師になることをうれしく思っていたのでしょう。
しかし、僕はピアノと相性がよくなく、そこに座るのは、ごく希でした。
その後、僕の息子がピアノを習いました。
息子は、ちゃんとピアノ教室に通い、ピアノは大活躍しました。
しかし、中学生になると、そのピアノから音楽が聞こえることはありませんでした。
息子は、ちゃんとピアノ教室に通い、ピアノは大活躍しました。
しかし、中学生になると、そのピアノから音楽が聞こえることはありませんでした。
ピアノは、ずっと静かに我が家の歴史をながめてきました。
そして今日、そのピアノとお別れの日でした。
ずっと何十年と我が家を見守っていてくれたピアノ。
業者さんに大切に運ばれて、いなくなってしまいました。
きっとどこかで音楽を奏でることでしょう。
ずっと何十年と我が家を見守っていてくれたピアノ。
業者さんに大切に運ばれて、いなくなってしまいました。
きっとどこかで音楽を奏でることでしょう。
そしてその部屋にはピアノの代わりにベッドが置かれました。
ピアノよ、さようなら。
そしてようこそ、お母さん。
そしてようこそ、お母さん。