SSブログ

ブラスバンド部2020年の思い出の記録DVDが歓声 [ブラス]

  ブラスバンド部2020年の思い出の記録DVDが歓声しました。
全80セット、堂々完成です。
  冬休み中の大きな宿題でした。

IMG_7575.jpg

 昨年は合唱だけでなく、ブラスバンド部も十分な活動ができず、演奏会も中止になりました。そこで、その代替として、DVDをつくることになったのです。

  ブラスバンド部の再開は11月でした。
 まず運動会で演奏するはずだったパプリカのリモート動画を作りました。
 また、今までの写真を元につくった思い出のアルバム動画も作りました。
 年末に、卒部会と昨年度のマーチング演奏動画を作り、計4本の動画入りDVDにしました。

  特に、マーチング演奏動画は力を入れました。
 屋上とテント横からの二本の動画を元に写真も加え、編集をがんばりました。

 マーチングをやれたのは、今でも奇跡だと思うからです。

  現任校に赴任して、経験もないのにブラスバンド部のチーフに任命されました。
 楽器は吹けない。楽器メンテもできない。まったくゼロからのスタートでした。
 しかし、合唱をゼロからスタートした経験を応用できないかと試行錯誤の日々でした。

  最初は、今まで通りの指導をやろうと努力しました。しかし、あきらめました。だって、僕のできないことのオンパレードだったからです。
 やがて僕の得意技で指導しようと覚悟を決めました。
 それは、パソコン技と映像編集技の掛け算です。

パソコン技
 スコアメーカーという音楽ソフトで、楽器ごとのパート音を作り、CDにして渡しました。パート練習では、CDプレーヤーを持たせ、自分たちで練習してもらいました。
 マーチングでは、一人ひとりの立ち位置や動きを説明するコンテというものが必用です。これをわらをもすがる思いでみつけたパソコンソフト、ドリルスタジオで、作りました。

映像編集技
 これはマーチングで最大の効果がありました。
 全国レベルの強豪校、精華女子高校のDVDの中から基本技をピックアップし、4分の映像を作りました。練習シーズンには、それをプロジェクタで体育館の壁面に大写しにし、毎回、基本を徹底的に練習させました。

 またドリルスタジオで作ったコンテを映像化し、これも体育館の壁面に大写しにし、画面を見ながら、練習させました。
 これは、イメージ映像。

 そしてこれが実際に壁面に映して練習させた映像です。「映像の中での自分」を確認し、一緒の動きをすればいいというわけです。


 ブラス経験者から見ると、とんでもない指導だと思います。しかし僕にとっては、自分にできることは何か必死でみつけて行った指導です。

 今から考えると、後につながる良い経験をさせてもらったなあと思います。
 必死で知恵を絞るという点は、コロナ下の合唱指導に生きています。

 また、音楽づくりは、合唱と共通するものがありました。
 さらに、ブラスバンドの指揮ができたのは、もう後にも先にもないことでしょう。
 そんなことを思いながら、DVDをコツコツ作りました。

 失敗も含め、すべての経験は、後に生きていくものだと思います。
 ブラスバンド部でも貴重な経験をさせてもらいました。
 ただただ感謝です。

nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:学校

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。