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いよいよ冬休み・2学期を振り返って [通信]

2学期最後の通信を書きました。 

いよいよ冬休み・2学期を振り返って

はじめに
 いよいよ冬休みです。
 2学期、あっという間でした。思いつくまま2学期を振り返って、文章を書いてみたいと思います。

2学期を振り返って
 9月の運動会。初めての低学年のダンス。ノリノリで楽しかったです。子供達もノリノリ。あの時期、体脂肪率が4%代になりました。これも子供達と共に踊ったダンスのおかげかなと今思います。

 遠足。雨が降ってたけど、これもおもしろかったなあ。
 初めて切符を自分で買い、汽車にのった体験。子供達にとって貴重な体験になったことでしょう。

 そうそう、その時、お弁当をどこかで無くし、いろんな方からおかずやおにぎり、子供達からのたくさんのおやつの寄付、涙が出るほどうれしかったなあ。
 それから数日後、教室の僕の机の下から、カビのはえたお弁当が出てきたときは、みんなで大笑いしました。

 新型インフルエンザの学級閉鎖。強烈でした。しかし、それは、「子供達がいてくれることの幸せ」に気付かせてくれました。そして、その後、「冬休みに来なくちゃいけないかもしれない!」という危機感が、子供達を成長させてくれました。
 僕自身も能率がよく、楽しい教え方をする力がついたと思います。

 おもちゃランド。感動しました。子供達ってすごいな!!って心から思いました。2年生。されど2年生。子どもながらのすばらしいアイデアと行動力のすごさを実感しました。
 おもちゃランドの当日。僕自身も子供のように、キャーキャーギャーギャー言いながら、楽しみました。

 子供達の歌声。本当に良く伸びました。今では、二部合唱で何曲も歌えるようになりました。「2年生でもできるんだ。」という感動。
 そして、2年生だからこそ歌える歌声に気づかせてくれました。まだまだ伸びそうな予感にうれしく思っています。

 そして学期末。九九検定に突入!! 
 子供達の九九。日ごとに上達し、最初はたどたどしかったのがだんだんスラスラになっていくうれしさを感じています。

 一人一人の子供達。みんなかわいいです。感情をあらわに出し一直線に向かってくる子供達。低学年って、本当にいいものです。しばらくお別れはさびしいけれど、おうちの方で、う~~んと甘えさせてあげてくださいね。
 10歳まではそれが大切って、医師でカウンセラーの明橋大二さんが何かの本に書かれていました。

 もちろん、「愛情を注ぐ(甘えさせる)」といっても、「周りの迷惑になってでも、子どもの好き勝手にさせていい」というわけでは、ありませんが。

 しかし、愛情で心がいっぱいになった子は、自尊感情が高くなります。自分って愛されてるって気持ち。自分って、価値のあるステキな存在なんだっていう気持ちになれます。

 そんな気持ちでいられる子は、安定しています。そして、大きくなっても、そんな自分を支えにし、多少のことも乗り越えていくことができるでしょう。

 お正月、そんなステキな時間を持つチャンスです。どうぞ、心がゆったりとする心地良い時間を過ごさせてあげてください。そして、三学期、愛情で心がいっぱいになった子供達とまた会える日を楽しみにしております。

おわりに
 今学期、いろいろと至らない点がたくさんありましたが、暖かい皆さんのおかげで、今日まできました。本当に心から感謝しております。
 ステキなお子さんを預からせていただき、ありがとうございました。改めて御礼申し上げます。
 良いお年をお迎えください。

PS.九九の方、学校で毎日唱えさせ、検定もやりましたが、間違って変化してしまっている子もいます。検定の時はいいのですが、時間と共に、変身していくのです。たとえば、シチサン ニジュウイチがシチサンニジュウシチといった感じに。

イチがシチに
シチがシに
そしてその逆も

 最後が、イチ、シチ、シで終わる九九がくせものです。
冬休みの宿題で九九がありますが、御家庭でも毎日一つずつ聞いていただけるとうれしいです。
(どうぞ愛情を持ってお聞きくださいね。)


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何が大事なのか? [通信]

通信を書きました。

何が大事なのか?

はじめに
 気持ちのいい季節になってきました。
 土曜日は、PTA行事「カブトムシを育てる会」で自然とふれあい、生命の神秘。自然界の一員として生きてるってことを確認しました。 
 その日の午後は、自転車に乗り、山まで行き、動山を走って登りました。来年のトライアスロンに向けてのトレーニングです。ハードでしたが、ここでも生きてるってことを再認識しました。

 今回の通信は、何のために生きてるんだろうって、根源的なことにこだわって書いてみました。

何が大事なのか?
 木下晴弘先生が書いた「できる子にする「賢母の力」 という本のあとがきにこんなことが書いてあります。

 2001年7月、ある花火大会で悲惨な事故が起こりました。
 あまりにも大勢の人が押しかけたために、歩道橋で群集雪崩が起こり、11人の方が亡くなられたのです。しかもその11人のうち9人が、10歳未満の子どもたちでした。

 それからずいぶんと月日が流れたある日、新聞の記事に当時その事故でお子さんを亡くしたお父さんの手記が掲載されていました。

 その日の朝、お父さんはお子さんと花火大会に行く約束をして会社に向かいました。しかし、あいにくとても仕事が忙しく、約束の時間に帰れそうにありませんでした。
お父さんはお子さんに連絡を入れます。
「遅れても必ず行く。だから先にみんなと行っていなさい。」
 そして、日が沈み、花火の時刻になりました。もうすぐ仕事が終わる。約束だから、早く行ってやらねば。そう思っていた矢先にお父さんに悲報が知らされたのです。

 お父さんは、何が起こったのか現実を受け入れられませんでした。呆然としながら、わが子が運び込まれた病院へと猛スピードで車を走らせます。そして彼は運転しながら自分を責め続けるのです。
「俺が一緒にいてやったら助けてやれたはずだ!
俺が約束を守っていたらあいつは死なずにすんだはずだ!
俺が仕事を早く済ましていれば…俺が…」
 涙があふれて止まらない。でも、どんなに泣いてもどんなに悔やんでも、もう子供は戻ってこないのです。

「行ってきます!」と家を出たお子さんが、必ず「ただいま!」と帰って来られる保証など、どこにもありません。 
「おやすみ」と言った人に、「おはよう」と言える保証はどこにもないのです。
もし、あなたと、あなたの大切な家族が今日を元気で生きているのなら、こんなに幸せなことはありません。
 だから、多少のことならお子さんを許してあげてください。
 そして多少のことなら自分自身を許してあげてください。
 いずれ、巣立ちは必ずやってきます。
 ならばせめてそのときまで、ともに出会えたことに感謝し、ともに人生を歩めることに感謝し、その一瞬一瞬を輝いて生きてゆこうではありませんか。
人間は、一人では生きていけません。母親として、父親として生きている以上、あなたは一人ではありません。
 どうぞ安心してください。
(できる子にする「賢母の力」(著:木下晴弘 出版:PHP研究所)

 これを読むと、子供が生きているだけで、幸せだということが実感できます。

 「何が大事なのか。何のために生きているのか」

 そんな根っこの部分を考えると、少しの間違いぐらい気にしなくたっていいような気がします。そしてそんなおおらかな気持ちは、子供にも移り、多分、最高のお子さんが育つんじゃないかなと思います。

 最高のお子さんとはどういう子供なんでしょうか。それは、自分は愛されているという気持ちでいられる子自分はたいしたもんだという自尊心がある子
 そんなお子さんは、どんなに困難なことがあったとしても、くじけそうなことがあったとしても、自分を信じ、自分を愛し、幸せに生きていけるような気がします。

 親の願いの一つとして、我が子が幸せな人生を送って欲しいということがあると思います。そのために、少しでも勉強ができるようになってほしい。習い事をさせよう。恥をかかないようしつけをしよう、などと思われているのではないでしょうか。

 でも、もっと根っこの部分で考えてみると、多少できないことはあったとしても、自分のことが大好きで、自信を持ったお子さん。それが最高のお子さんだと思います。

 せっかく出会ったお子さん。ゆったりとした心で、楽しくつきあっていきましょう。
 そのためには、まず自分自身を許し、大好きでいられること

 いろいろありますが、楽しく生きていきたいです。
だって、人間、いつ死んでしまうかわかりません。この一瞬一瞬、「いまここ」が楽しく充実しているような生き方をしたいものです。

 今回の通信は自分自身に言い聞かせるつもりでも書いてみました。ご参考になれば幸いです。


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懇談会資料「子育てに参考になる本の紹介」 [通信]

 明日は、最後の授業参観・懇談会。懇談会のために「子育てに参考になる本の紹介」なる資料を作りました。これは、今までこのブログで書いてきた明橋大二さんの本の紹介を保護者向きにまとめたものです。今までの文章とだぶる部分もありますが、何かの参考になればと、ブログに掲載します。

子育てに参考になる本の紹介
はじめに
  思春期の入り口にさしかかろうとしている子供達。反抗期、口答えなど、少しずつ子育ても難しく感じている方もおいでになるのではないでしょうか。
最近、あるお母さんがきっかけで、明橋大二さんの本を何冊か読んでいます。自分自身、とても参考になる部分が数多くありました。釈迦に説法かもしれませんが、引用も含めて、何冊か紹介したいと思います。


  子どもの心配な行動や症状の根っこにあるのは「自己評価の低さ」一番大切なものは、自己評価(自己肯定感、自尊感情)といわれるものを、育むことです。
自己評価とは、
「自分は生きている価値がある。」
「大切な存在だ」
「必要な人間だ」
という気持ちをいいます。
10代になって、いろいろと心配な行動や症状を出してくる子どもの話をじっくり聞いていると、最後に必ず、出てくるのは、この自己評価の低さです。

 僕自身、中2の子を持つ親です。自己評価を高めるように育てたか?と問われると反省しきりです。
 また、教師としての僕は、子供達の自己評価(自己肯定感)を高めていくことが大切なんだなと痛感しました。自己評価を高めることは根っこの部分でしょう。根っこを大切にした関わりを大切にしていく必要があることを感じています。

 子どもの心は、依存と自立を繰り返して大きくなるといわれます。この二つを行ったり来たりしながら、大きくなるが子どもの心です。
ここで大切なのは、まず、この依存と自立の行ったり来たりが、子どものペースでなければならない、ということです。

 10代の子どもが親に頼みごとをしてくるということは、よほどの事情があるのです。ですから、そういう時は、こちらは徹夜をしてでも、真剣にこたえる必要があるのです。

 こちらの都合で付き合うのではなく、子どものペースで。ここが自分にとって大きなポイントだと思いました。特に、10代、思春期の入り口の子供達の場合、依存をしてきた場合、どんなに忙しくても真剣にこたえることが大切なんだということがわかりました。

 その外にも、10代の子どもに対する対応がとてもわかりやすくコンパクトにまとめてあり、おすすめです。

 

『輝ける子』
輝ける子―100メートルを10秒で走れと言われてもさ、いっくら努力しても走れない奴っているじゃん

輝ける子―100メートルを10秒で走れと言われてもさ、いっくら努力しても走れない奴っているじゃん

作者: 明橋 大二

出版社/メーカー: 1万年堂出版 発売日: 2002/07 メディア: 単行本

 子どもにとってはやはり家に親がいないということだけで、どんどんモヤモヤがたまっていく理由になる。少なくとも私たちはそのことに気づいてやって、接する時間が少なければなおさら、話しを聞く時間をつとめてとってやる必要があると思います。

 今、本当に大変な時代だと思います。仕事や家事に追われ、子どもと十分にかかわるお時間を持てない方も多いのではないでしょうか。僕自身もそうかもしれません。だからこそ、話を聞く時間をつとめてとる必要を感じます。

 しかし、自分の場合、ついこんな失敗をしてしまいます。それはこちらのペースで質問攻めをしてしまうこと。

「今日学校で何あった?」「別に・・・」「部活はどうや?」「普通・・・」「勉強は難しくないか」「まあまあ・・・」うんざり顔

 「大切なのは、子どものペースで」ということを実感します。
今は、何か話しかけてきたときは、どんなに忙しくても一生懸命聞いてあげたいと思っています。

『思春期にがんばってる子』

 
 思春期に、子どもが反抗するのは、ちゃんと育ててきた証拠で、喜ぶべきことです。
 小学校高学年以降、思春期に入ると、自立は、反抗や、親への批判、激しい場合は、攻撃、という形をとってきます。
まず、大切なことは、この時期に、反抗や批判をしてくる、ということは、自立がうまく進んでいる、ということで、基本的には、今までの子育てが間違っていなかった、ということです。

 あったかい言葉です。思春期での反抗で悩んでらっしゃる保護者にとって大きな支えになることでしょう。それは、子育てが間違ってなかった証拠。

おわりに
 明橋大二さんの本は、本当にあったかいです。元気がでます。そして、反省することもしきり・・・。自分自身、とても参考になる部分があり、紹介させていただきました。
 幅の広い、あったかい子ども観を自分の中でもつくっていきたいです。


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DVDを見られたみなさんの感想 [通信]

通信を書きました。

DVDを見られたみなさんの感想
 「合唱コンサーとのDVD」を見られた保護者のみなさんより、感想が続々と寄せられています。読んでみると、本当に感激してしまうものばかり。思わず熱い気持ちになってしまいました。
そこで、何回かに分けて、その感想を特集します。

夢に向かって頑張って欲しい
 素敵な合唱コンサートでした。DVDを見て、5年の授業参観で初めて音楽の授業を参観したときを思い出しました。あの時は、子供達の歌声に驚き、胸があつくなり、涙が出そうになりました。あれからたくさんレパートリーが増え、成長した子供達ですね。それから女子がとてもしっかりしているのを感じました。

 参観日は、夢の発表などもやや早口で聞き取りにくくて残念だったんですが、DVDでしっかりみることができました。うれしい顔で将来の夢を発表する子供達。夢に向かって頑張って欲しいと思います。

 最後のなわとびですが、最初、早送りかなと思ってしまいました。子供達すごいですね。みんなで心を一つにするとすごいことができるんだなあとびっくりしました。なわ係の4人が一番大変だったと思いますが、頑張っていて、とても上手でした。

8の字跳び、見ているうちに涙があふれて
 最初にこのDVDを作って下さり、ありがとうございます。11月29日のコンサートは生で聞いたときの感動がまたこみあげてきました。素敵なハーモニーで、とても美しい歌声で、歌詞がスーッと心の奈々に入ってきて、胸が熱くなります。

 そして8の字跳び、見ているうちに涙があふれて止まりませんでした。体全体を使って縄跳びを回している姿。真剣な顔で跳んでいる姿に心が打たれました。クラスが一つになって、とてもすばらしいです。先生、5年3組のみんな、ありがとうございます。

仕事で行けなかった事がくやまれます
 子供達の歌声の美しさに、とても感動しました。すばらしい授業参観だと思います。仕事で行けなかった事がくやまれます。先生ありがとうございました。(父より)

涙が出ました
 このDVD一生の宝物ですね。最近涙もろくなったのでしょうか。何度聞いても(見ても)涙が出ました。うまく整理できませんが、感想です。
・これから先、つらいことや悲しいことがあったとき、歌で救われることがあると思います。歌って素敵です。先生のクラスでよかったです。こんな経験なかなかできません。
・目を閉じて聞くと、ほんとすてきです。上手です。ソプラノきれいですね。
・先生の影響でしょうか。わが子も歌大好きですよ。家でも良く歌っています。
・beleive、手紙・・・いいですね。ジーンときます。
・なわとびも何度も見ました。みんな真剣でいいです。優勝決めたときの様子がいいです。
・最後になりましたが、先生すごいテクニックですね。映像効果抜群です。ありがとうございました。

 うれしいお便りの数々に僕のほうも涙がでそうになりました。心からうれしいです。感謝です。


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小さなこと [通信]

通信を書きました。 

  昨日は、ひさびさにみんなの顔を見てうれしかったです。少し間があいたせいか、みんな少し大きく感じました。
 さて、ちいさなことですが、うれしく感じたことがありましたので、少し書いて見ます。
 きのうは、書き初めの会でしたね。

 「字は心」。字をきれいに書くという行動は、心をきれいに整え美しくします。逆に、心を美しく整えることで、きれいな字が書けます。心と字は大きく関係しています。だから、新年最初に、書初めの会があるのだと思います。この会で心を整え、よいスタートを切りましょう。
 そんなお話をしたきのうの会の雰囲気、とても静かで落ち着いた雰囲気でした。みんな一画一画に手中し、誰一人しゃべる人がいませんでした。小さなことかもしれません。しかし、本当にすばらしいと思いました。そして、それは字に現れていました。明らかに二学期に書いた字よりうまくなっていましたから。
 今日、金賞を何人かがもらいました。しかし、先生はみんなにあげたい気分でした。

 書き初めの会が終わった後、手洗い場から階段に点々と墨が落ちていました。時間の終わりころ、そんなお話をし、「誰かボランティアで拭いてくれる人がいたら、うれしいです。」
 そういうと、何人もの人が静かにその場へ行って、拭いてくれていました。心からうれしかったです。すばらしいなあ。
 本当に小さなことですが、この小さなことの積み重ねが、大きな成長を生みます。
 きのうは、なんだかほんわかと心があたたかく感じた一日でした。小さな一つ一つのことを積み重ねていって、素敵な6年生へと成長していって欲しいです。

いま小さなことを多く重ねることが、とんでもないところに行くただ一つの道なんだというふうに感じています イチロー


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