日本アホ会in北陸!その2 出路雅明さん講演 [幸せに生きる]
日本アホ会in北陸、2限目の講師は出路雅明さんという方でした。
出路さんは、ワゴン1台から始めた古着ショップ(SPINNS)を、わずか7年で年商35億円の会社に成長させました。しかし、一度倒産寸前どん底状態に陥ります。そこで"理論的に正しいことより心理的に楽しいこと"を追求しはじめます。すると一気に超V字回復を果たしたと言います。株式会社ヒューマンフォーラムの代表戸締役です。
心に残った言葉がいくつかあります。
失敗しないことが失敗。
何も行動をおこさなければ、失敗もありません。それが一番の失敗だと言います。その通りだと思います。始めに行動ありきです。
また常に市場調査をし、仮説を持って、店舗をプランニングするそうです。たとえば10店舗違った形で企画し、その中でどれが当たるか!!そしてその結果を見て検証する。仮説・検証の繰り返しだと言います。
仮説実験授業を実践している僕にとって、店舗経営も科学と同じだということを感じました。
また、こんな質問を僕たちに向けました。
メンバーが同一の組織
メンバーが対立している組織
メンバーが対極の組織。
この3つの組織のうち、いちばん強いのはどれでしょう?
正解は対極
みんな同一のメンバーだったら意見はすぐまとまるけど、こけると全部こける。
対立は、始終意見がまとまらず、最悪。
対極とは、多様性があるということ。個々の特性を生かした多様性のある組織。多様性を認め、様々な検証を試すことができ、結果としてそれが生き残れるって、お話しです。
これも同感です。合唱団や学級経営も同じでしょう。一人一人の良さを生かした組織。多様性を認め、様々な方法を実践すること。失敗もあるでしょうが、実践をしつつ検証を繰り返すことで変化や成長をもたらすと思います。
最後、心に残ったのが「いつも不安がある」って言葉。
この言い方は好きではないのですが、言い換えると、「現状に満足していない」ってことでしょう。不安があるから、満足もある。それが振り子のように、行ったり来たり。それが大切だっておっしゃっていました。
僕もこの年になれば、落ち着くだろうと思っていました。しかし、いつもあたふたとしています。それがいいんだと安心しました。
一人一人がお客さんを喜ばせる。答えはお客さん
結局結果はお客さんが出してくれんですね。僕にとってお客さんは子供達や保護者の皆さん、答えは子供達が出してくれます。
出路雅明さんのお話しは、合唱団の運営にとっても参考になるお話でした。
下の本が出版されたと紹介がありました。
よーし!やる三 ~成長日記~ ―仕事が好きになるマンガのビジネス書
- 作者: 出路 雅明
- 出版社/メーカー: 現代書林
- 発売日: 2010/12/03
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
この本の第一話の紹介映像をユーチューブでみつけましたので、アップします。興味のある方は、ご覧下さい。就職したばかりの若い人が見るといいかもしれません。
コメント 0