子供達の発声練習は、僕の指揮練習の時間 [合唱]
今、合唱団では音とり練習の他に、発声を鍛えるトレーニングをしています。
基本は高嶋昌二先生の指導法です。
立ち方は、爪先立ちした状態でカカトをくっつける。その上でカカトを床につけます。すると、下半身が硬直状態になるはずです。高嶋先生流に言うと、下痢してて力を抜くとやばい状態。
次にお腹に手をあてながら、ゆっくりと息を吸わせます。腹式呼吸なら、お腹が膨らむはずです。そのことを確認させたうえで、発声をさせます。
発声は、お腹を押し、出だしがはっきりとした発声をさせます。
これを連日、一人一人やらせています。めきめきと発声が伸びています。
今までは「息をすって、発声!!」と、こんな感じの僕の掛け声でやっていたのですが、校長先生のアドバイスで下のように変えました。
息をすって→手を後ろに引く
発声の合図→手を前に出し打点を示す
つまり指揮で発声をさせるのです。
これが本当に勉強になります。僕の指揮がまずいと子供達はうまく発声ができません。
こつは、「手を後ろに引く」のと「手を前に出すスピード」を同じにすること。
それから、出した時に声を出す合図となるような打点を作ること。
一人一人全員にやっていますので、少しずつうまくなっていきます。
まずいと校長先生が教えてくださいます。
僕は毎日校長先生の見守る中、指揮練習ができるわけです。なんという幸せ。
息を吸い、声を出すタイミングを示すことって、指揮の中では最も大切な要素の一つです。専門用語でアインザッツって言うそうです。
これを毎日続けることで、子供達が声を出すタイミングをうまく指揮できるようになりそうです。
毎日の発声練習は、僕の指揮練習の時間でもあります。
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