なくなって初めてありがたく感じるもの

  朝風呂のあとの冷水シャワー。もう10年以上も続けています。
別に冷水シャワーを浴びなくてもいいのです。
特に今の時期の冷水シャワーは、痛いぐらいの冷たさです。
でも、あえて浴びているのはなぜだろうと、ふと考えました。

  それは、冷水シャワーを浴びると、さっきまで浸かっていた風呂が、とってもありがたく感じるのです。そして、冷たさの後に、幸福感が生まれてきます。
　オーバーな書き方かもしれませんが、そうなのです。

　そうやって、幸福感に包まれながら、やる気をもって職場に行けます。

　そう考えると、なくなってみて、ありがたく感じるものって、たくさんあるように思います。

　たとえば、空気。水。太陽。奥さん。健康。家。仕事。電気。パソコン。服。車。電話…。こう書くと書ききれません。

　当たり前だと思っていると、ありがたさを感じません。
　なくなって、初めてありがたさを感じます。

　そのことを僕は体で感じるために、僕は毎日冷水を浴びているのかもしれません。

　冷水シャワー、その時は冷たいのですが、実はそのあと体がポカポカしてきます。
　そして、寒さに強い体になっているような気がします。