午後は、金沢大学附属小学校の研究発表を見に行きました [授業]
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午後は、金沢大学附属小学校の研究発表を見に行きました。
音楽の授業を見に行ったのです。附属の音楽の先生の指導。前からずっと見てみたいと思っていました。すごいオーラのある先生でした。
5年生の器楽の授業でした。「A列車で行こう」を演奏していました。
学ぶことがたくさんありました。メモを掲載します。
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聴く力と基礎基本を重視
授業の導入・・・3年生の時からスティックを持ってリズムをきざむ練習をしている。
★問いがつながる授業への手立て
・聴き比べの活動を取り入れる
聴き比べをする場合→同じ音源でやる等、共通項がある方がいい。
★心動かされる音楽と出会わせる。
・「A列車で行こう」の場合。
映画・スウィングガールズの映像を見せた。この映画の映像は子供達にとって衝撃であった。
自分たちと圧倒的に違うものと出会わせる。でも、ちょっと手を伸ばせばできること。そんなものと出会わせると良い。
★子供達の心とつながる方法
・一人ひとりほめていく。(でも、怒るときは怒る。)
・振り返りを書かせている。(変だなあと思ったり、この時だと思ったときには振り返りを書かせる)
これが、自分の指導を振り返る大切な手段となっている。
★いいものでないと問いは生まれない。
・音楽の授業では、いいものを目指すことが大切。
●問いを生むためには
・基礎基本。(音楽は言葉+それを実現する技能が必要)
・良い物を与える。サンプル(映像)・・・今の自分と比較し、自然と問いが生まれる。
・発表するとき、「どんなことを工夫したかを当ててください。」という問い。
・発表後、「わからないので教えて下さい。」という問い。
これらが音楽の授業で、考える子を育てていく。
かなり自由度の大きい授業だと思いました。そんな授業は見ていて楽しいです。学ぶところも大きかったです。
音楽の授業は、いいものを目指すこと。大切だと思います。地声で怒鳴るように歌っても、楽器を乱暴に演奏しても、時には、楽しくできますが、それらは、学校でやる意味があまりないと思います。
いいものを目指すことで、より大きく深い楽しさが味わえると思います。また、自分達で問いを生むような音楽の授業はより楽しいだろうなあ。
僕の場合「聴き比べ」これが、ヒントとなるキーワードでした。
午後もやる気と元気をもらえました。
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