ミスに対して [本]
先々日に紹介したオーケストラ指揮法、本当にいい本です。
- 作者: 高木 善之
- 出版社/メーカー: 総合法令出版
- 発売日: 2007/07/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
この本の中に、指揮者はプロの演奏家のミスに対して、どう対応しているかというお話しがあります。
学級経営にも参考になるお話でしたので、概略を書いてみます。
プロでもミスをします。そのミスに対してどう対処するかということを述べます。というで出しに続き、
指摘すれば失格
その都度、指摘すれば失脚
みんなの前での罵倒は最悪
指摘できなければ失脚
という見出しが続きます。つまりプロの演奏家に対して、指揮者がこのような対処をすると、演奏家たちは演奏をしなくなり、指揮者は失脚してしまうというのです。
プライドもあり、個性豊か、一癖も二癖もある演奏家たちを相手にミスを指摘するのは大変です。でもしなくてはならない。
どうすればいいのでしょう。本書にはこう続きます。
アイコンタクト
ミスには指摘ではなく、その確認が大切なのです。
そっと知らせる
アイコンタクトがうまくいかなかった場合、休憩時間などにさり気なく
要するにきづけばいいのです。本書にはこう続きます。
ミスの指摘はなんのため
もちろんミスをなくすためですね。では、本人が気づいているミスについては、指摘する必要があるでしょうか。
ミスは気づけばいいのです。本当に力があるならば、ミスはウィンク一つですませます。
高学年女子、あるいは個性豊かな子供達に対しても、このような対応が必要なのかもしれません。本人が気づけばいい。プライドを守り、自らでなくしていけるように。参考になるお話でした。
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