不器用

　ようやく一週間が終わりました。今週は運動会の練習一色。練習では、久々の高学年ということで、段取りがよくわからず、いろんな失敗がありました。教師という仕事には、いろんな種類のものがあります。いくら年数を経ても、初めてやるという仕事も珍しくありません。今週はいろんなことで戸惑い、失敗がありました。いくつになっても不器用です。
  しかし、次の名言が僕を救ってくれます。

「不器用な人間は苦労するけど、徹してやれば器用な人間より不器用な方が、最後は勝つよ」野村 克也（東北楽天ゴールデンイーグルス監督）

  そうなのです。徹底してやればいいのです。準備に時間をかければ、いつかは乗り越えていくことができます。

「神様は平等だ。ブキッチョ（不器用）だから繰り返し繰り返し懲りもせず飽きずにやって、色々身に付けることができた。器用だったらこんなに頑張らなかっただろう」黒澤 明（映画監督）

  そう、器用だったら、こんなにがんばらなかったでしょう。不器用なおかげで「努力する能力」を得ることができました。努力しないとやっていけない。だからこそついた努力する力。

  器用な人を横目にうらやましく思って見ていますが、　不器用なことは、自分を成長させる意味で、ありがたいことなのかもしれません。

コメント 2

今日のムッシュさんの記事に励ましを戴いた私です。


久しぶりの高学年に戸惑い…それは私自身にも言えることです。以前は何も感じていなかったかもしれません。


いろいろな意味で考えさせられています。運動会の練習の他にも怒濤のように、様々なことがやってきます。


一つ越えてまた一つというように地道にやっていくしかないのだなあと思って精進しています。私の場合は努力には程遠いです。


by ふっとわーく (2008-09-12 23:00) 

ふっとわーくさん、お気持ち本当によくわかります。
「怒濤のように、様々なことがやってきます」本当にこれって、高学年の特徴だと思います。次から次へとやてきて、そのスピードが違いますよね。
　今は支えてくれている周りに感謝し、このスピードに慣れ、自分を変化させていきたいと思っています。
　苦しい面もありますが、この苦しさは変化のために必要なことかなっておもっています。
　逆に、高学年独特の喜びもあります。そんな部分を味わいながら、変化させていきたいと思っています。
　お互い乗り越えていきましょうね。
　
by ムッシュ (2008-09-13 20:17)