おくりびと [幸せに生きる]
今日は、久々に映画を見に行きました。
見た映画は「おくりびと」。死者を棺に納める納棺師のお話です。
いや~~~、本当にいい映画でした。就職先が死者を相手にする納棺の仕事とは知らず、仕事に就いた主人公の本木雅弘。この人の演技が本当に光っていました。コミカルな演技で随所に笑いがありました。
ストーリーもおもしろく、2時間があっという間に過ぎました。何度も涙しました。心の襞に触れる何かがあるようです。3月に父を亡くしたことを思い出し、何度も嗚咽しそうになりました。映画館の中のいたるところで、すすり泣く声が聞こえました。
父の葬儀の時にも感じたのですが、納棺のお仕事って、本当にすごい仕事だと思います。人が死んだ場合、家族にとっても、死んだ人にとっても、この仕事は欠かせないものです。そんな仕事に対して、愛情持って、誠心誠意行うには、高い精神性が必要だと思います。しかし、逆にそういう思いを持って行うことで、納棺という仕事は、死んだ人や残された人に対して素晴らしい価値ある仕事となります。
どんな思いを持って行うか。その思いによって、仕事の価値は大きく変わっていきます。
単に死者を棺に納める仕事としてとらえるのか。それとも、家族に美しい思い出を残し、死者を美しくあの世に旅立たせる御世話をする仕事としてとらえるのか。
意識の持ち方によって、その仕事に対する取り組み方。考え方が大きく変わっていくのではないでしょうか。
教師という仕事もそうです。
単に、子供を相手に勉強を教える仕事としてとらえるのか。それとも、子供たちが将来幸せに生きていけるためのお手伝いをする仕事としてとらえるのか。
いっぱい笑い、涙して、すばらしい時間を持てました。とても良い映画です。
コメント 0