子供たちのいない一日

  今日は学級閉鎖初日。

　いつもなら教室にいき、朝のあいさつ、歌、と進むのですが、今日は職員室で印刷やパソコンのメンテナンス、事務仕事など・・・。子供達のいない不思議な一日でした。

　普通の学級閉鎖だったら、自宅訪問があるのですが、今回は新型インフルエンザ。感染のおそれがあるので、それもありません。
　本当に静かな静かな一日でした。

　それを一番強く感じたのが、給食の時間。いつもは、キャーキャーワーワー！！喧騒の中で、かき込むように食べるのですが、職員室での給食は、・・・・・静かです。味わう余裕があります。食後「あ～、うまかった。」と声に出たほどです。

　気持ちは楽なのですが、しかし物足りない。
　僕たちって、子供がいて初めて成り立つ仕事なんですね。忙しいけど、知らない間に子供達が僕たちを幸せにしてくれていたのです。改めてそんなことを思いました。

　今できることは、子供達が学校に戻ってきたときに、無理せず遅れた分を取り戻せるように準備をしておくこと。追い立てるようなことはしたくありません。こちらの工夫とアイデアで、どんどん遅れを取り戻せるよう教材や環境の準備をしておきたいです。

人は、不幸のときは一を十にも思い、幸福のときは当たり前のようにそれに馴れて、十を一のように思います。瀬戸内 寂聴

　日々幸せだったのですね。そして、今日もそんなことに気付けた幸せな一日でした。