合唱指導では、言葉が大切 [合唱]
合唱指導では、言葉が大切ということが少しずつわかってきました。ソアーベの坪口先生や合唱のお師匠さんから聞いていたことが、最近少しずつ実感としてわかってきた感じがあります。
坪口先生はこんなことをおっしゃいました。
「日本語を大切にし、オシャレに歌うこと。」
お師匠さんは、たしかこんなことをおっしゃいました。
「北陸の方言のように、語尾をのばすような言い方は、かっこよくないでしょ。歌も同じ」(多少、違っていたらごめんなさい。)
僕は尊敬するお二人のこれらの言葉が強く心に残っています。
言葉をていねいにかっこよく歌う事ということが共通しています。では、具体的に、どうしたらいいのでしょう。いろいろと実践をしてきて、僕は以下の2点に落ち着きました。
1.言葉の出だしは、はっきり出す。
だから、口の形や舌の使い方などが大切になってくる。「いただきます」の後は、口をしっかり空け、ご飯を口に入れることと似ています。
2.言葉の終わりはていねいに
乱暴に終わらないこと。特に、イやエで終わる音が汚くなる。口の中を空けたきれいなイやエでそっと終わるとおしゃれで上品。「ごちそうさま」の後、箸をていねいにそろえて置くことに似ています。
1番の練習は、前に書いた滑舌をよくする早口言葉のトレーニングが効果的なように思います。
2番の練習は、キラキラ星の歌をイやエだけで歌い、その音階をどんどん下げていく方法が今のところいい感じです。どこまで低い音で口の中をあけたきれいな声で歌えるか。
今日、2年生の子供達に2番の練習をやってみました。2年生だけど、音を下げていっても、きれいなイやエの発声ができました。(2年生なりにですが)歌声が少しよくなった気分になったのでしょう。その後の歌、いい顔で歌っていました。
多分、これらのことは合唱指導の初歩だと思います。
しかし、発声上の、とっても大切な基本のような気がしています。
言葉を大切にすることとは、どういうことか。そのためにどうしたらいいのか。
合唱の専門の方から見ると、変なことを書いているなあと思われるかもしれません。しかしこれからも音楽の素人である僕が、いろんな方から学んで自分なりにつかんだことを、少しずつ発信していきたいと思っています。
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