SSブログ

リーダーが身につけたい25のこと [本]

 今日もオーディオブックの紹介です。
リーダーが身につけたい25のこと 著者名 鈴木義幸 

  お勧めです。本当にウンウン、なるほど~と何度も頷きながら聞いていました。

 著者、鈴木義幸氏は、たくさんのの経営者に支持されたコーチングのプロです。
 出だしがいいです。

「リーダーシップ」とは誰か特別な人に宿るものではなく、すべての人の中に必ずあるものです。

  リーダーシップというのは、誰もが持てるというのです。
 この本は、リーダーシップを必要とされる立場の人が聞くと、得るものがとても多いと思います。
 自分は教師ですが、学級経営に生かせる部分が多くあると思ったし、合唱団活動にも行かせる部分が多いと思いました。
 
 本書では、エグゼクティブ・コーチとして何百人ものリーダーと接してきた、鈴木義幸氏がリーダーシップを成長させていくために必要なことを25項目にまとめ、実際に試せる具体的な方法を提示してあります。

 一人では実現できないことを、他者の協力を仰ぎ実現していく力、それがリーダーシップ。まさに合唱団活動や学級経営で必要な力が、このリーダーシップと言えるでしょう。

目次を下に掲載します。

目次はじめに
PART1 リーダーになる人が最初に取り組みたい11項目
Leader's way 1 リーダーはビジョンを描く
Leader's way 2 リーダーは決断する
Leader's way 3 リーダーはエネルギーが高い
Leader's way 4 リーダーはやりとげる
Leader's way 5 リーダーはスピード感が速い
Leader's way 6 リーダーは何かをやめることができる
Leader's way 7 リーダーは聞く
Leader's way 8 リーダーは人前でうまく話せる
Leader's way 9 リーダーは誘う
Leader's way 10 リーダーは逃げない
Leader's way 11 リーダーは自分を客観視できる
PART2 部下のリーダーシップを育てる4項目
Leader's way 12 リーダーは約束を守らせる
Leader's way 13 リーダーは部下のリーダーシップに火をともす
Leader's way 14 リーダーは組織の全員をリーダーと見る
Leader's way 15 リーダーはリーダーを育てる
PART3 自分自身とチームの主体性を高める10項目
Leader's way 16 リーダーは組織の緊張感をコントロールする
Leader's way 17 リーダーは楽観的である
Leader's way 18 リーダーは慢心しない
Leader's way 19 リーダーは自分に前向きの質問をする
Leader's way 20 リーダーは多様性を尊重する
Leader's way 21 リーダーはリーダーシップを学んでいる
Leader's way 22 リーダーはストレスをコントロールする
Leader's way 23 リーダーは反応を自分で選択する
Leader's way 24 リーダーは退路を断つ
Leader's way 25 リーダーは情熱を自分で生み出す
リーダーになる人の必読書50冊

 いくつもうんうんと共感する部分があったのですが、今回、僕が特に学んだり共感した部分は次の事柄です。

Leader's way 7 リーダーは聞く
 部下のいうことをしっかりと聞いてあげる。そのためにメモをとると良い。すると、長い間聞くことができる。この点が僕の足りない点であり、メモをとるという具体策がいいと思いました。聞く事で、つながりも持てるし、信頼関係も増すでしょう。

Leader's way 11 リーダーは自分を客観視できる
 これも大切な部分です。僕のことについて子供のふと口にした言葉を大切にしていきたいと感じました。僕に対する評価。不平。不満。いいことも悪いことも含めて。それはありがたい一言なのです。その言葉から自分を客観化し、改善していけばいいのです。

Leader's way 14 リーダーは組織の全員をリーダーと見る
 これが今の僕には欠けている部分かもしれません。一人一人をリーダーとしてみる。リーダーとして育てていくこと。それが活発な組織へとつながるし、一人一人の自立・成長へとつながっていきます。

Leader's way 18 リーダーは慢心しない
 大切な部分です。現状に満足したところから後退は始まります。常に変化成長を意識し、また謙虚でいたいものです。

Leader's way 23 リーダーは反応を自分で選択する
 一つの出来事に対する反応は自分の選択。これはまったく同感します。例えばよそ見をしている子に対し、リーダーの反応は、二通りあると思います。腹を立てる。もう一つはこちらを向かせる工夫はないかと考える。
 前者の反応を選べば、厳しく注意する行動になります。後者の反応を選べば、こちらを向いてくれるような楽しい仕掛け、例えば、手遊び歌や、まねっこ遊びなどをすることが考えられます。
 どちらの反応が、楽しいか、幸せか、考えるまでもありません。
 
Leader's way 25 リーダーは情熱を自分で生み出す
 まず最初に、自分の中の情熱。これが何よりも大切だということです。それは、自分の好きなこと、ワクワクすることを考えるうちにふつふつと湧いてくるものでしょう。人に期待しないで、自分自身の中で生み出せるようになったら、いつまでもワクワク生きていけますし、ワクワクした組織になっていくでしょう。

 共感する部分や自分に足りない部分などがあり、これも何度も聞き返したいオーディオブックです。具体的な方法を語ってくれているのがいいです。

 自分自身にこれらのリーダーシップがついたとき、すばらしい合唱団になるだろうと思うし、生き生きとしたクラスになると感じました。
 お勧めです。

リーダーが身につけたい25のこと

リーダーが身につけたい25のこと

  • 作者: 鈴木 義幸
  • 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2009/12/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


nice!(5)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学校

nice! 5

コメント 2

shira

 この目次を見ていて、昨今喧伝される「強いリーダーシップ」とは結構違うなという印象を持ちました。
 特に6,7,9,11,13,14,15,17,18,19,20,21,22,23,25はむしろ「理解あるリーダー像」に映ります。こういうものがなけりゃただの独善先行に過ぎませんから。
 と思ったら、ムッシュさんの選んだのは全部ここに入ってますね。さすが。
by shira (2010-08-18 23:08) 

ムッシュ

shiraさん、いつもありがとうございます。
昨今喧伝される「強いリーダーシップ」には、現実、ついて行きにくいと思います。
はやり、信頼関係が第一だということを、この本を読んで強く感じました。そのためにあったかいハートですね。
いつもありがとうございます。
by ムッシュ (2010-08-20 20:17) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。