死を意識することで・・・ [その他]
昨晩は、お通夜でした。僕の初任の頃からの知り合い。女の先生でした。
一緒に机を並べて働きました。
とても気さくで、とても優しい人でした。
いつも笑顔で話しを聞いてくれました。
彼女と話しをすると、いつもほっとしました。
頑張り屋さんでした。
僕と同じ年でした。
今年成人式を迎えるお嬢さんがいました。
癌でした。
若すぎる死です。
地道に精一杯生きた人でした。言葉の不自由な子どもたちのために、地道に地道に愛情を注ぎました。
たくさんの人が涙を流していました。
写真は、生前と変わらない暖かい笑顔でした。その笑顔を見ていると、僕も涙がとまりませんでした。
人は、いつ死んでしまうか、わかりません。
死は平等です。
明日死んでしまうかもしれません。
そう、死は確実にやってくるのです。
昨晩、「ムッシュさんは、そんなにいろいろやっていて、疲れない?」と聞かれました。
「いつかはそんな時が来るかもしれないなあ」と思いました。しかし、それを否定したい思いもありました。うまく答えられませんでした。
しかし、死を目の前にすることで、そんなことはふき飛んでしまうことに気づきました。
死ぬときに後悔のない生き方をしたい。
自分が生きている意味って、必ずあるはずです。それは、決して何もしないことではなく、自分を生かし、周りを笑顔にすること。必ず何かあるはずです。そのために、自分の心の奥底が求めているわくわくを大切にして生きていきたい。
だって、死んでしまっては、何もできません。生きているのは今です。
彼女の死を通して、自分が死を意識した時のことを思い出しました。
人は、死を意識することで、生き様が変わるのかもしれません。
彼女が生前書いたこんな書が飾られていました。
「ここまでと思ったらここまで」
生きている今、僕は自分の思いを大切にし、精一杯生きていきたいと思います。
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