トップレベルの合唱団の練習法。滑舌を良くする方法 [合唱]
トップレベルの合唱団の練習法をいくつか取り入れていこうと思っています。その一つ。滑舌を良くし、言葉をはっきりさせるのに、とっても効果がある方法。うちの2年生のクラスでやってみても効果を実感しました。これをやったあとでは、たとえば九九も一つになって聞こえます。きっと歌だけでなく、音読や詩の表現にも効果があると思います。その方法とは・・・
早口言葉です。
そのために、以下のようなプリントを作りました。
早口言葉
口をしっかり動かし、はっきり言えるようにしよう。
①赤巻紙 青巻紙 黄巻紙
(アカまきがみ アオまきがみ キまきがみ)
②バスガス爆発
(バス ガスばくはつ)
③カエルぴょこぴょこ三ぴょこぴょこ合わせてぴょこぴょこ六ぴょこぴょこ
(カエルぴょこぴょこミぴょこぴょこ あわせてぴょこぴょこムぴょこぴょこ)
④新人歌手新春シャンソンショー
(しんじんかしゅ しんしゅん しゃんそんショー)
⑤ママのマカロニマママカロニ、パパのパパイヤパパパイヤ
(ママのマカロニ マママカロニ、パパのパパイヤ パパパイヤ)
⑥スモモも桃も桃のうち 桃もスモモも桃のうち
(スモモも モモも モモのうち モモもスモモも モモのうち)
⑦隣の客はよく柿食う客だ
(となりのキャクは よくカキくう キャクだ)
⑧生麦生米生卵
(なまムギ なまゴメ なまタマゴ)
⑨坊主が屏風に上手に坊主の絵を書いた
(ボウズが びょうぶに じょうずに ボウズのえを かいた)
⑩鹿もカモシカも鹿の仲間だけれどしかしアシカは鹿の仲間ではない。
(シカもカモシカもシカのなかまだけれど しかし、アシカはシカのなかまではない。)
トップレベルの合唱団ではこれをただ言わせるのではなく、写真のように割り箸をくわえて言わせていました。そうすると、割り箸をはずしたときの声がスラスラ一つになるのです。
写真のかわいい子は日向千歩という役者さんなのですが、これは滑舌を直す方法をとして、役者の世界でも行われているようです。
合唱をやっていくうちに、歌って、言葉を伝えることが大切なんだということがだんだんわかってきました。最初に言葉ありき。だから言葉を伝えるために、口をしっかりあけ、滑舌を良くしていく必要があるのです。
トップレベルの合唱団の歌声は、言葉がはっきりと伝わります。その裏には、このような練習があったのです。
アンサンブルコンテストで歌う歌は、表現読みの練習もしています。
詩の表現読みと合唱指導、ある意味で、とってもよく似ています。
どちらも言葉が大切だということが、わかってきました。
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