第85回Nコン全国コンクール・中学校の部の感想 [合唱]
中学校の部も感動しました。
感じたのは、自由曲の多様性です。 いろんな種類の曲があり、聞いていて新鮮でした。 それぞれ良かったのですが、僕のハートにグググと来たものを書いてみます。
町田市立鶴川第二中学校の自由曲、Chongareは、驚きました。手拍子足拍子をつけ、Nコンでここまでチャレンジすることに、驚きました。確実に会場を一つの世界にしていました。
大阪市立文の里中学校の自由曲「アンソロジーⅠ」から~序・泣いているきみ~。初めて聞く曲だったけど、いい曲だなあと思いました。特に後半にいくに従って、声の高まり、表現が感動的でした。
安田女子中学校と真栄中学校の自由曲、日向木挽唄も、それぞれ心を打ちました。 安田中学校の方は、ホールいっぱいの響きとメリハリのある表現・ハーモニーにうっとりしました。 同じ曲ですが、真栄中学校の方は、声の統一感、さらに少ない人数であるにも関わらず、ホールいっぱい響くこえに震えました。
課題曲で、涙が出た学校が一校ありました。 真栄中学校です。 人数が22人しかいません。 僕の知っている限り、最小の人数です。 ステージもスカスカです。 にも関わらず、 響いてくる声。 表現しようという気持ちを感じました。
Nコンに12人で挑戦したうちの合唱団のこどもたちの歌声が重なりました。知らない間に、目頭があつくなっていました。 人数が少ないからこそ、感動が僕の心の中に沸きあがりました。
中学校の部、まだ正確な結果を知りませんが、おそらく僕の予想ははずれまくっていると思います。 全国となると、基本的な音程とか楽譜上のことはクリアにしていると思います。
その前提で、感動する音楽は人それぞれ違うということがわかりました。 それは、感じるのは一人一人の心だからです。 今までの生きざまの中で何を大切にしてきたか。ということによって、心の中の感情を揺さぶるものは違うと思うからです。
それは、ハーモニーにであったり 言葉であったり 表情であったり 声であったり、 人それぞれです。 だから審査員が違ったら、結果も変わるものだと思います。
そんな中で、僕はやはり挑戦する音楽が好きです。 歌う人の感情の伝わる音楽が好きです。
世の中では、いろんな批評が飛び交っています。しかし、出場したみなさん、すべての学校はすばらしいです。その場に立てたことをどうぞ誇りに思ってください。
そして、コンクールに挑戦したすべてのみなさん、すばらしいです。なぜなら、みなさんは、夢に向かって行動し、挑戦したからです。 いろんな生き方があります。でも僕は挑戦するみなさんを熱く応援します。 そしてぼくたちも、挑戦し続けます。そのことが、明るい未来をつくっていくことにつながっていくと思うからです。一緒に成長していきましょう。
昨日・今日とぼくの心に熱き火をつけてくれたみなさんに感謝します。ありがとうございました。