なぜ、あいさつが必要なのでしょう [幸せに生きる]
合唱団では、あいさつを大切にしています。
合唱団員もあいさつが大切だと考えていると思います。
では、なぜ、あいさつが必要なのでしょう。
そんなことを明日は、団員たちに考えさせたいと思います。
僕自身、「あいさつはなぜ大切か」という疑問に対し、自分なりの考えはあります。
では、ネットではどう出ているでしょう?
「あいさつ なぜ」というキーワードでいろいろと検索してみました。すると、僕の思っていた以外の理由が出てきました。そんな部分を、集めてみました。
人は誰でも、自分の存在を自分で認め、また他人からも認められたい気持ち=承認欲求(need to approvl)を持っています。
実は、あいさつとは相手の存在を認めていることを相手に積極的に伝える行為なのです。
挨拶は相手の存在を認めているという意思表示になり、逆に、挨拶をしないということは相手を認めておらず、無視しているとすら受け取られます。
「挨拶行動」自体は世界中の民族で見られる、共通の行動様式のようです。あくまで一説ですが、その由来のひとつには「武装解除」つまり「私はあなたに対して敵意がありませんよ」ということを伝えるため、ということがあるそうです。
さまざまな民族に見られる、手を軽く上げて手のひらを相手に向ける挨拶(「ヨッ」とか「やあ」とか言いながらするヤツですね)は、「私はこのように手に武器を持っていません」と証明し、「だから仲良くしてね」と伝える動作が起源だとか。握手やお辞儀についても同じ理由から始まったのではないか、と広くいわれています
握手によって利き手を制することで、武器を隠し持っていないことを示すための意味があったと推測されている。
まとめると、あいさつは相手を仲間として認める行為なのですね。
あいさつがとびかう集団は、お互いを認めあい、一人ひとりが自分の存在感を感じる仲間となります。そんな集団からは、明るい歌声が響きます。
今年は僕自身、子供達一人ひとりの顔を見て、笑顔で挨拶するようにしています。「本当にありがとう。よく来たね」という気持ちを込めて。
なぜ、あいさつが必要なのでしょう。という質問に対し、子供達からどんな答えが出てくるか、楽しみです。