うまい下手は関係ない [幸せに生きる]
何をやっても上手な人がいます。
跳び箱をさっと上手に跳べる人。
楽々と、バスケットボールを扱える人。
聞いただけで、サッと美しい声で歌える人。
昔はそんな人をうらやましいなあと思っていました。
そしてなかなかできない自分に落ち込んだりしていました。
しかし今は、あまりそう思わなくなりました。
たしかにサッとできることはすばらしいです。
でも、大切なのは、それを続ける能力があるかどうかだと思います。
音楽を教えていると、本当に歌のうまい子がいます。
でも、うまいだけで、おわりです。
続けなければ、それ以上伸びることはありません。
逆に合唱団の中には、そんなに上手でない子もいます。
しかし、続ける能力がある子は、どんどん上手になっていきます。
そして、音楽の授業で器用に歌っている子を、どんどん追い抜いていきます。
うまい下手は関係ないと思います。
続ける能力・努力し続ける能力こそが大切だと、最近強く思います。
音楽の指導をしていて、最近使わなくなったことばがあります。
「うまくてすばらしい。」
変わる言葉はこれです。
「がんばっててすばらしい。」
できる。できないの世界ではなく。努力することのすばらしさを教えていきたいです。