旋律とは? [授業]
今、各学年とも鑑賞テスト真っ盛りです。
鑑賞の題材で出てくる言葉の中に「旋律」というのが、あります。
子どもたちは、「旋律」という言葉は聞いているはずです。
だって、教科書に載っているし、毎年、音楽の授業では、音楽の先生が「旋律」という言葉を使っているはずなのですから。
そこで、「旋律」って言葉、聞いたことがある人と聞きます。
何人かの子どもたちの手が上がります。
じゃあ「旋律って、どんな意味ですか?」と聞きます。
すると、首をかしげ、答えが返ってこないのです。
かくいう僕も旋律という言葉を説明してって言われると、困ってしまいます。すごく複雑な説明のしかたになるからです。
しかし、今年はこんな説明をしています。
ビリーブを例にして
たとえばきみがーきずついてー・・・(実際に歌う)これは歌です。
タタタタタタタータタタタタン・・・(手拍子をする)これはリズムです。
じゃあ旋律をするよと言って
ウウウウウウウーウウウウウー・・・(母音唱をする。)これが旋律です。
子どもたち首を傾げます。
じつは、旋律って、ある外国語を日本語に訳した物だって。何だと思う?
ヒントは頭にメがつきます。
メロディ!
そう!旋律ってメロディを日本語にしたものなんです。
この説明で、どのクラスも、くっつりしています。
音楽の用語の中には、音楽が専門外の僕にとってよくわからないものがたくさんあります。
僕がわからないことは、子どもたちも同じようにわからないことだと思います。
わからない代表として、そんな専門用語をわかりやすくしてあげるのも、僕の大切な役割だと思っています。