たった一人の朝練 [合唱]
新しい学校に着任しても、朝早く学校に行っています。
そして、合唱団の練習時間になると、音楽室に向かい、たった一人の朝練を始めます。
みんながいることを想像しながら、指揮練習をします。
今の音楽室には、鏡があります。それを見ながら、ずっと指揮練習をしています。
朝、廊下を通る子が、時々覗いています。
音楽の先生!!って声をかけてくれるときもあります。
そんな時は手をふります。
7年間、ずっとやってきた合唱団の朝練。
今はないけど、でも僕の身体の中には、朝練をやる習慣が残っています。
仕事は山ほどあります。でも、僕は、この朝練が何よりも大切です。ぱっと見るだけで、どんなふうに表現したらいいかがわかるように。みんなにとってわかりやすい指揮ができるように。
今朝も、一人で朝練をしました。
指揮をしているうちに、みんなの姿が見えてくるから不思議です。
朝練。ずっと続けていきます。
今日は、ブラスバンド練習初日でした [その他]
今日は、ブラスバンド練習初日でした。
今日やったのが、楽器ごとの写真撮影と楽器置き場の整理です。
何をやっていいのかわからず、お任せの一日でした。
僕は級外なので、一番に音楽室に行きました。
すると、すでに6年生の部員たちが来ていました。
音楽の授業を持っているので、すでに顔見知りです。
クラスでもしっかりした子達ばかりだと思いました。
少しずつ部員たちが集まってきました。
総勢48名の大きな集団です。
前顧問の先生が来るまで時間があったので、その間に、こんな話をしました。
せっかく入ったブラスバンド部です。先生はこの二つを大切にします。
楽しさ 成長
そのために、基本である「あいさつ」と「はいっ」の返事をしっかりやりましょう。
これらのことをしっかりできることが僕は大切だと思っています。それらができることで人の心に伝わる音楽がつくれるのだ思います。基本ができる子は、積み重ねができると思います。そしてその上にはじめて表現があるのだと思います。
そしてまだ時間があったので、合唱団でやっていた呼吸トレーニングをやりました。
本を読んでいると、呼吸に関しては、ブラスも合唱もよく似ていることがわかりました。
ブラスバンド部の子どもたち、やる気のある子どもたちばかりでした。
毎日合唱団がない分さびしかったのですが、なんだか楽しい放課後でした。
苗代HAPPYMELODY児童合唱団、ラ・フォル・ジュルネ金沢2016でデビュー! [合唱]
今日、ラ・フォル・ジュルネ金沢2016のパンフレットが送られてきました。
その中を開いてみます。
5月3日のところに・・・
「苗代HAPPYMELODY児童合唱団」の名前が見えます。
外部合唱団として、初めて公のところに名前が出ました。パチパチパチ!!
ラ・フォル・ジュルネ金沢が、外部合唱団としての正式デビューです。
場所は、石川県立音楽堂交流ホール。時間は13:00~14:00。
新たな一歩を記します。
授業が、すごく楽しい! [授業]
今日は6年生の理科の授業がありました。しかも2時間続きです。
以前なら、理科の授業となると、仮説があるから大丈夫!!という感じだったのですが、もうひっさびさの6年生の理科です。また、異動したばかりで、ちょっと自粛しようと教科書どおりにいくことにしました。
今の僕は、音楽の授業なら、たのしくうきうきできます。しかしそれ以外の教科は、ドキドキしてしまいます。
しかし今日の理科、うまく行きました。それは、子どもたちががんばってくれる子どもたちだったこと。素直に実験を喜んでくれる子どもたちだったこと。そして長年の間に身につけた小技が効を奏したことがあります。
音楽の授業で培った授業パターンを理科の授業でも生かすことができました。
それは、1時間の授業をいくつものコマにわけてやったり
書いたり、音読したり、実験したりと子どもたちのやる内容を変化させたり・・・と。
一点突破という言葉がありますが、僕の場合、音楽の授業で学んだことが、他の教科の指導法によい影響を与えているように思います。
最後は、ブタンガスの実験を見せて、盛り上がって終わりました。
場所が変わって慣れないことばかりだけど、授業は、すごく楽しいです。
子どもたちが喜んでくれるからです。
それは、僕のやることが、初めてことばかりだからでしょう。
ヘロヘロになったけど、今日も楽しい一日でした。
時間を忘れた校歌の指導 [合唱]
今日は、3,4,5年生の音楽がありました。
4年生の授業で、校歌の指導をしてみました。
赴任先の学校の子どもたちは、本当に声をよく出します。これはすばらしいことです。
その声をいかに整えていくかが、僕の腕の見せ所です。
校歌は、一番高い音で、レの音。歌の中で山場がなかなか見つけづらい曲でした。
最初からきれいに歌わせようとすると、ヘナヘナした感じになってしまいました。
これはまずいです。なぜなら、校歌は行進曲風のメロディだからです。
また、ブラスバンドの演奏をバックに歌います。完全にミスマッチです。
そこで、まずは、のどの奥をあけて歌うよう指導しました。
僕が見本を見せ、それをまねして歌う。オーム歌いです。
すると、なんとなくいい感じになりました。
のどの奥を空けるだけでずいぶん、歌声が変わります
その違いがクリアにわかるよう、わざとのどの奥をしめて歌ってもらいます。
すると、保育園児のような声になります。ま逆のことをやってもらうといいです。
その後、高音の部分です。これは歌のおわりの部分で練習してもらいました。
のどの奥を空けて、頭の上から前にとばすイメージです。
今日も光る球が活躍してくれました。
きれいさとともに、どんどん響きも出てきました。
今度の校歌はその後に、いきなり1オクターブ下に下がります。これが難しい。
しかし練習していくうちにだんだんと自然な感じになってきました。
低いところはのどの奥を空けて、きどって歌う。
高いところは、遠くに飛ばすようにして響かせる。
ずいぶんと歌の感じが変わりました。
今まで思いっきり歌っていた子どもたちだからできた指導です。
歌の技術は教えればどんどん身につきます。
しかし、その前にまず声を出すこと。それが大切なことなんだなあと感じました。お腹を使って声を出していたからこそ、高い声になっても、前に飛ばすことができるのです。
どんどん変わる歌声に、時間を忘れる音楽の授業でした。
来年の卒業式には、ずいぶんと違った校歌になりそうです。