成長を願っています [合唱]
今日のアンサンブル練習では、全員をニチームに分けて練習させました。すると、音が取れてないところや取れてない子。取れてないパートが一目瞭然にわかりました。
今まで他の子に頼り切っていたのです。
また、練習方法も、ムダな時間が多いものでした。
子どもたちにとって、左往右往するような時間だったと思います。
少ない人数の中で、自分達でやらなければいけないのです。
でも、だからこそ、貴重な体験になったと思います。
そんな時、前に紹介したイチローの映像の中のこんな言葉が思い出されます。
一人じゃできない。
みんなの力がないとできない。。
でも自分がしっかりしないとできない。
アンサンブルは、まさにそんな世界です。
アンサンブル練習から、たくさんのことを学べるはずです。
成長を願っています。
シャープとフラット [幸せに生きる]
今、5年生では、世界が一つになるまでを歌っています。この楽譜の中に♭ついた音があります。
半音下がっただけの音ですが、♭の記号のついた音が、とってもいいなあと最近感じるようになりました。
切ない音なのです。
大人を感じる音なのです。
心がフラ~ットよろめくような音なのです。
そういえば、卒業式の歌なんかには、よくこの♭の音がついています。今度楽譜を見てみください。
逆に♯のついた音は、半音上がっただけですが、
希望を感じます。
キラッと輝くような音に感じます。
鋭い光があたっているようです。
いずれにせよ、楽譜の中の♯や♭のついた音は、大切にていねいに歌っていくことが大切なんだろうなあと感じています。
歌のつぼというのでしょうか。
押さえどころというのでしょうか。
半音上がる。半音下がる。たったそれだけのことで、音が魅力的に感じられます。音楽っておもしろいです。
人生もちょっとさがると切なくなり、ちょっと上がると心が輝く。音と似ているのかもしれません。
完全に、上がりきったり下がりきったりするのではなく、中途半端なところにいることが、おもしろいのかもしれません。
シャープとフラット。心が揺れる音です。
ゆらゆらいらいら [幸せに生きる]
人から言われた一言が、グサリと突き刺さり、ゆらゆらしてしまうことは、ありませんか?
些細なことで、いらいらしてしまうようなことはないですか?
そんな時は、がんばりすぎて、心がよわっているときかもしれません。
普段は大丈夫なのに、なんだかゆらゆらいらいら・・・
今日の僕は、そんな状態でした。
そんな時はチャンスです。
同じようにゆらゆらいらいらしている子の気持ちがわかります。
そんなときは、一度認めてあげましょう。
すると、ゆらゆらいらいらが、少しおさまります。
そんな時は、ゆっくり休みましょう。
すると、ゆらゆらいらいらがとまります。
元気になったら、またがんばればいいのです。
今の自分を認め、じっくりあじわっています。明日からいろんな人にやさしくなれそうです。
さあ、今日は早く寝ます。
花丸ゲット!? [授業]
4年生の理科を持っています。そこで子どもたちが喜んでくれた小技を紹介します。
名づけて「花丸ゲット」です。
子どもたちは、花丸が好きです。時々ノートに花丸を書いてあげると、喜んでくれます。そんなことからふと思いついたアイデアです。
ノートにこう書かせます。
「1/13 花丸ゲット」(1/13は、日付です。)
今日は「花丸ゲット」をします!(宣言する)
ルールは、こうです。
・問題で答えがわかった人は手をあげる。
・一番先に手をあげた人が、正解だったら、花丸二つゲット(ノートのマスに自分で花丸を書く)
・たくさんの手が上がったら、立って同時に答えを言う。(正解なら花丸一つゲット。)
要するに、問題に対してどれだけ、花丸が取れるか、というお遊びみたいなものです。
やってみると、その集中力のすごいこと。正解なら、歓声があがりました。間違って悔しがる子もいましたが、そんな時は「挑戦することがすごいことなんだよ。」ということを話しました。
普段の授業では手をあげない子も、集団の勢いと言うのはすごいものです。今日はほぼ全員の手が勢いよくあがりました。
最後に、「花丸いくつとれたかな?」と聞くと、最高で18個でした。
これは、単元の復習(単純な問題がいいです)のときがいいです。
ゲーム感覚で勉強できること。
がんばったことが目に見える形となること。
手をあげることの抵抗を減らす。
などの効果があります。
ただし、これは4年生ぐらいまでが限界かなと思います。(高学年だと白けるでしょう。)
また、やりすぎると飽きられます。(多分。だから小技です)
本来は、中身のある楽しい授業が大切だと思います。例えば仮説実験授業のような。
ちょっとした小技を紹介しました。
今年の授業初め [幸せに生きる]
今日は、三学期が始まり、3連休後の最初の日でした。そして僕にとっては、今年の授業初めの日でもありました。
出授業だと、様々な雰囲気のクラスに対応することが要求されます。特に、今日のような日は、クラスの雰囲気がものすごく違います。
やる気あふれるところもあれば、そうでないところもあります。そんな中で、いかに対応していくか。クラスの雰囲気を読み取って、それに合わせ自分を変化させていくしかありません。
時にはおもしろく、時には淡々と、時には強面で接します。もしかすると多重人格に見えるかもしれません。
自分が成長したなあって思うのは、そこに必ず、第三者の自分がいるということ。不器用な僕ですが、状況に合わせてずいぶん変化できるようになりました。そんな自分をうれしく思っています。
学担時代は、自分色でクラスを育てていました。
今は、いろんなクラス色が自分を育ててくれます。
ありがたいです。