今日は卒業式でした [幸せに生きる]
今日は卒業式でした。
来賓が入場されるまでの10分間に事前指導を行い、本番を迎えました。
僕は、会場にはいられませんでした。
いつもとは違う雰囲気のため、特別支援級のわが子は大声を発するのです。式の間、車椅子を押しながら、外を散歩しました。
幸いなことに天気が良く、白山がきれいに見えました。合唱団で一緒にがんばった子が何人も卒業します。そんなことに思いをはせ、約30分散歩しました。教師になって、このような形の卒業式は初めてです。
落ち着いた頃、体育館に戻りました。玄関に入っても、大声を出しません。少し落ち着いたようです。
ちょうど歌が始まろうとする頃でした。他の先生に少し代わってもらい、歌声をそっと聞きました。子ども達、がんばっていました。低学年の子ども達、がんばりすぎて、地声が目立ちました。でも、気持ちがこもっていました。
今日は、そんな卒業式の歌、「さようなら」をアップします。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
すばらしい卒業式だったと評判でした。
6年生がすばらしい姿を見せてくれたそうです。心からうれしいです。
おめでとう。中学校でもがんばってください。
卒業式の歌 10分間の事前指導 [合唱]
前日は通しの練習でした。
歌声はきれいだったのですが、山場でボリュームが出ませんでした。
これは、想定内です。その後、山場で響くようになる練習を10分間で行ないました。
今日は総練習です。昨日行なった10分間の練習を事前に行ないました。
その指導メモをアップします。
メモ
明日は本番。涙の出るほどの感動を作りたい人、挙手→行動することが大切
めあて
感動を作るためには→山場で大きく響くこと+あとは美しく
昨日、美しさ〇、今から山場で大きく響くようになる練習を10分間でします。
起立 姿勢(足 頭上げる 肩上げてストン)
発声→二回目(お腹に命こめる)合言葉:つばめ・口ラッパ・校章
①君が代で発声練習 ポイント(つばめ・口ラッパ・校章)
君が代は 千代に(八)千代に さざれ(石)の 巌となりて 苔(の) むすまで
・発声練習の場所( )をツバメのポーズをして教える。
・自分達でできるか、合図を出さずにもう一度歌う。
②「別れの言葉」で発声練習 ポイント(つばめ・口ラッパ・校章)
5年代表、〇〇小学校を作っていきます。→全員:つくっていきます。
このときのお腹の使い方で山場を歌う。
●卒業式の歌「さようなら」の指導
山場:ともにうたった よろこびを
僕→全員
「ともにうたった よろこびを」合戦(赤白対抗) ポイント つばめ・口ラッパ・校章
全員でいくよ。
ともにうたった よろこびを~
テスト「2題目」「3題目」
ここさえ響けば大成功。
●校歌の指導
山場「かがやき光る 日本を」の部分
僕→全員
「かがやき光る日本を」合戦(赤白対抗)
全員でいくよ。
かがやき光る日本をー
山場で大きく響けば大成功です。
式の時、前に先生がいなくてもこれをやる。→本番でも大きく響く
メモのようなことを10分間でテンポ良く行なったのです。
これらは、今までの練習で毎回やってきたことです。今日でこの指導は5回目です。子ども達勝手がわかっているので、次々とテンポ良く行なえます。
繰り返すことで、声を響かせるポイント(つばめ・口ラッパ・校章)も定着していきます。
今日の10分間の事前指導で、式での歌声のボリュームは確実にアップしました。
明日は卒業式本番です。式の本番で声がでないと意味がありません。子供達が入場し、来賓入場までの10分間でこの指導を行なうつもりです。
卒業生のために感動をつくってあげたいです。何かの参考になれば、幸いです。
懐かしい時代、スポーツクラブ [幸せに生きる]
今日、パソコンの業者さんが来ました。
パソコン担当の僕はその対応をしました。3人の方が来たのですが、作業終了後その中の一人が、突然、こう言います。
「先生、お久しぶりです」
名刺をもらいました。名前を見てみると、昔の教え子でした。
と言っても、隣のクラスの子で、僕のクラブに入っていたとのこと。20年ぶりでした。
本当にビックリしました。
その当時の思い出話に花が咲きました。
僕はまだ20代の若手教師でした。スポーツクラブというものを担当していました。その時にやっていたことが話しに出たのですが、今から考えると、とんでもないことばかりしていました。
雑巾ホッケー
雑巾をホッケー代わりにして、小さな玉を相手のゴールに入れる遊び。雑巾が目に当たることもありました。でも、みんな大好きなゲームでした。
これは、まだいい方。
ラグハンド
ラグビーとハンドボールを混ぜて二で割ったスポーツ。タックルあり、正面衝突あり。今なら完全にNGのスポーツです。
プロレス
全員がマットの上に乗り、最初はマットから落としていきます。落ちた子は、どんどんマットの中の子を引きずり出します。最後に誰が残るかというサバイバルゲーム!!
これも今なら完全にNGです。最後の子供達は残ったはいいが、いろんなところから引っ張られ痛かっただろうなあ。よくけが人が出なかったものです。
風船バレー
教室の真ん中に白いゴムでネットを作りやりました。蛍光灯もあっただろうに、外や体育館が使えないときによくやりました。
彼曰く、相当強いインパクトがあったらしいです。今だにいろいろと覚えているんですから。
「自由な時代でしたね。」
そう、今なら考えられないことばかりしていました。でも、その当時の思い出って、強烈に僕の中にも残っています。
ぐちゃぐちゃだったけど、毎日楽しくってしょうがありませんでした。
職員室の中で、懐かしい空気を感じました。
卒業式の歌 三時間目の指導 [合唱]
昨日、上手く指導できなかったこともあって、今日はじっくりと作戦をねって挑みました。今日から6年生も参加します。本当に全校指導となりました。
昨日の失敗の原因は、子どもにあわせる感覚がなかったこと。
具体的に言うと、次の2点です。
・僕のしゃべりが多い。
・子どもの歌声を聞いていない。(いっしょに歌っていた)
今日意識したのは、
・指示を短くする。
・子どもの歌声をよく聞く。
・指導をシンプルに。
この3点です。
歌う前に、どんな卒業式にしたいか、二者択一させました。
みんな感動的な卒業式を作りたい!を選びました。
めあて
感動を作るためには、山場で大きく響くこと+あとは美しく歌うこと。これが今日のめあてです。そのためには、お腹に命を込めること。そんな話をして、指導を始めました。
全員起立!
サッと立ちました。
「お腹をさわってごらん。硬いでしょ。
立った直後は、お腹に力が入っています。
これがお腹に命を込めた状態です。。
山場では、その立ち方・お腹の状態で歌うのです。」
姿勢(足 頭あげる 肩あげてストン)
発声 僕→全員
次のように指示し発声をさせました。
・校章(壇の上の方にある校章に声を飛ばす)
・口ラッパ
・つばめさんのポーズ
どんどん声が大きく響いて行きます。
「これがお腹に命を込めることなんです。」
そう言って、君が代を歌いました。
①君が代で発声練習(合言葉:つばめ・口ラッパ・校章)
君が代は 千代に(八)千代に さざれ(石)の 巌となりて 苔(の)むすまで
( )のところでつばめさんのポーズをし、声が出るように発声練習する。
これは、昨日の記事にしました。
②さようならの指導
山場:ともにうたった よろこびを(全員高音)
僕→456年→全員
「ともにうたった よろこびを」合戦(半分に分け、赤白対抗戦)
お腹に命を込める合言葉は、「つばめ・口ラッパ・校章」です。
「全員で歌うよ。」
ともにうたった よろこびを~
体育館が震えるような美しい歌声が響きました。
ここさえ響けば大成功です。
その後、テストだよと言って、2題目、3題目の山場も歌わせました。歌詞を覚えてなくて、響くところで響かせられないってことが良くありますから。
3題目であやしい子もいましたが、全体的によく覚えていました。
その後、上級テクニックだよと言って、次のような指導をしました。
いつまでもいつまでも(同じ言葉が続く時は2回目をゴージャスに)・・・僕→全員
わすれずに(息を使い気持ちを込めて歌う)・・・僕→全員
いまはーわかれを(息継ぎをしないで歌う)・・・僕→全員
出だしは中学生になって歌う・・・僕→全員
テンポ良くポンポンと行いました。
一度歌って「さようなら」の指導はおしまい。
その後の校歌も山場から指導し、出だしをキレイにし、一度歌って終わりました。
計20分の指導。子ども達、良く集中していたと思います。
あとでICレコーダーに録音した自分の指導を聞いてみました。昨日に比べしゃべりも多くなく、まずまずの指導ができたのではないかと思います。
合唱指導の様子を録音して聞きなおすのって、いいと思います。自分の指導の振り返りにもなるし、子供達の歌声を聞いて、次に何を指導したら良いのかが見えてきます。お勧めです。(普段の授業もいいと思います。僕の場合、自分ばかりがしゃべってるってことが、よくわかりました。)
休み時間、廊下で、良く響くこんな歌声が聞こえました。
よろ~こびを~~
卒業式の歌の山場の部分です。そんな声が今日はあちこちで響いていました
指導がうまく行くと気分もいいです。
良いときもあれば悪い時もあります。でも良いときもあります。その繰り返しなんでしょうね。だからおもしろいです。
やっぱり僕は授業が大好きです。
卒業式の歌 君が代の指導 [合唱]
卒業式では君が代を歌うことになっています。だいたい式の最初の方に歌います。
党派性があり、良い悪いは、ここでは問題にしません。
しかし、君が代は発声練習に最適なのです。
下は「君が代」の歌詞ですが、( )を付けた部分は高い音となり、響かせどころなのです。
君が代の発声練習の場所
君が代はv千代に(八)千代にvさざれ(石)のv巌となりて v苔(の) vむすまで
(vは息継ぎの場所です)
( )の部分を次のように歌うよう指示すると、とてもいい発声練習になります。
・声の方向(先生の手に)
・口ラッパ
・お腹を使う(つばめさんのポーズで歌うように)
山場の指導と同じです。
卒業式は座っている時間が長く、本番に声が出ないことが多いものです。
だからこそ、君が代を使って、発声練習ができることを教えます。
歌いながら、その部分になるとそういうポーズをして見せました。
今日の練習で子ども達、気持ちよく声を響かせてくれました。
頭声のきれいな声になります。
PS.あと君が代の「が」が鼻にかかる鼻濁音になることを教えれば、君が代の指導はそれでいいと思います。「んが」って歌う感じ。これはなかなか難しく(合唱団でも難しい)できれば・・・でいいと思います。
PS2.今日の指導、月曜日だからか、今一つうまくいった感じがありませんでした。原因はわかっています。テンポが子どもとあってなかったこと。子供に合わせる感覚、大切です。