称号を与えてしまう [幸せに生きる]
昨日紹介したオーディオブックの最初の所にこんな内容のことが書かれていました。
最初に称号を与えてしまう。
たとえば、あなたはとても親切な人ですね。
そう言ってしまい、そう信じてしまうのです。
すると、その人の前では親切な人になってしまうって。
これは、日常の子供達を見ていればわかります。
ある先生の前では、とっても素直なのに、別の先生の前では斜に構えた態度でいる。そのどちらもその子であることは変わりありません。
でも、それは当たり前のことだと思います。
人は心の中に善の部分もあれば悪の部分もある。その両方を持ち合わせたのが、人間だと思うからです。
相手から良き称号を与えてもらうと、そうなってしまいます。
逆に、相手から悪い称号が与えられると、やはりそうなってしまいます。
僕だって同じです。無条件に信じてもらえる時は、この人のためにがんばろうって気にもなるし、
どうせ、何やったって、注意ばかりされるのに決まっているって時は、がんばる気がおきません。
そんな意味で、僕は子供達を無条件に信じていきたいと思います。
それは、相手を操作するって意味じゃなく、そちらの方がお互い気持ちがいいと思うからです。
人にはいろんな面があります。まずその子を信じること。するとその中の良き部分が見えてきます。そしてそれを、引き出してあげたいと思っています。
そのためには、謙虚になって、相手を見ることです。そして注意深く良い部分を探すことです。
日々、学びです。