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別山・白山登山記2 [幸せに生きる]

  2日目は、ガスがかかっていて、ほとんど見えない白い世界でした。
朝、5時には目が覚め、5時30には出発しました。

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 今日は白山の山頂の更に奥、釈迦岳経由の釈迦新道で下山予定でした。しかし、この天候と気持ち的には、もう下界が恋しくなっていました。
 そこで、オーソドックスなエコーライン経由で山頂へ、
 そして砂防新道で下山と、コースを大幅に変更しました。これが山の単独行の気楽なところです。

 昨日と違って、登山道も整備が行き届いています。
 室堂への行程は、思ったほど人も多くなく、静かな山歩きを楽しめました。

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  昨日、がんばってくれた足。今日も、がんばってくれました。

  白いガスの中から突然現れた室堂。ここは別世界でした。たくさんの人がいました。携帯もつながり、ここで昨日の記事を送信しました。

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 しばらく休憩後、山頂の御前峰へ向かいました。2400mを超える標高のせいか、息使いも大きくなります。白い世界の中、約40分で到着しました。昔と変わらない姿で社殿がありました。
 手を合わせ、今日来られたことに感謝しました。

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  記録を見ると、白山へは5年ぶりです。以前は、中三の息子とその友だちを連れて、ここへ来ました。彼らは、入試のご祈願をしました。あの時も、こんな天気でした。そんな彼らも、もう大学生です。

  室堂へ戻り、一気に下山しました。
 砂防新道は、オーソドックスなコース。たくさんの人と行きかいました。
 小さな子どもの親子連れを見ていると、わが子が小さいころを思い出します。あの頃、家族でいろんな山へ行きました。今しかないこの時間を大切にして欲しいという思いで、その親子連れを見ていました。同時に、僕自身も、このような山に登れる自分の体と時間を大切にしたいと思いました。

 甚ノ助小屋は、新しくなっていました。たくさんの人がいました。

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  砂防新道は、整備が行き届いていて、とても歩きやすい道でした。それでも、右足の小指に違和感を感じ見てみたら、豆がつぶれていました。持っていたバンドエイドで手当てしました。これは常備品です。たいへん便利です。

  ほどなく吊橋に到着。歩くたびに揺れ、いつ通っても、ひやひやします。

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 別当出合に到着。たくさんの人がいました。時計は12時30分をさしていました。

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 バスに乗って、車のある市ノ瀬へ移動。運賃500円なり。

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 その後、大好きな温泉につかりたいなあと思い、白峰温泉の総湯に行ってみました。すると、総湯のあった場所には、お店が建ち、その真向かいに新しくなって建っていました。

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  料金は650円と高くなっていましたが、この温泉がとっても良かったです。
 まず泉質がいいのです。入って肌をさわるとつるつるした感じがします。更に露天風呂も良かったなあ。川の流れる音を聞きながら、浸かったり、半身浴をしたりを繰り返しました。そしてサウナ・水風呂とくりかえし入り、約1時間。至福の時間を過ごしました。
 この総湯、とてもお勧めです。

 昨日の山の世界を反芻しながら、今自宅で、この記録をまとめています。
 山は、今の現実の世界のすばらしさを確認できる場所だと思います。
 また、過去を振り返られる場所だとも思います。
 たくさんの過去の記憶の中で、何が幸せかということも確認できる場所だと思います。そのことで、どんな未来を選んでいくかということも考えさせられました。
 限られた人生です。僕はどんな未来を選んでいこうか。

  普段は目の前のことばかりに追われる世界です。でも山は現実世界と遮断された空間。たくさんのことを思い出し、考える時間を与えられたぜいたくな世界でした。
 山の世界。本当にいい時間でした。

 今の体を大切にしつつ、また山登りをしたいです。


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