息 [合唱]
今日の午前中は会議が入り、その間に、前校長先生に指導をお願いしました。
今日の指導は「息」がテーマでした。
素早く息を吸う。しっかりと吸う。そして息を出す。そこに焦点を絞った指導でした。
声量がないという問題点を克服するためです。
僕は、その指導の様子を録音しておいたので、それを何度も聞きました。
素早く吸い、頭の言葉を歌う。
なかなかうまくいきません。
しかし、何度も何度も指導を重ねていくうちに、頭の言葉が少しずつ少しずつはっきりしていきました。
何度もやり直しをし、徹底されていました。
だんだん言葉と声の勢いが強くなっていくのがわかりました。
会議が30分で終わったので、その後の歌声を聞くと、どうでしょう。勢いのある歌声が響いていました。
息は歌声のエネルギーです。そのエネルギーの補給の仕方が悪かったのですね。
あと、子供達の歌声がだんだん早くなる傾向が今までありました。
それは、息をしっかりと吸っていないということが原因だということがわかりました。
たしかに息をすわないとエネルギーがないので、はやく終わろうとします。母音も響きません。
今日は、前校長先生のおかげで、歌声に勢いがつきました。
しかし、また翌日には元にもどることでしょう。今までの経験で言えることです。合唱と言うのは、その時できたと喜んでいても、すぐに崩れていきます。
積み上げては崩れ、そしてまた積み上げて、徹底した反復練習が必要なものだということがわかってきました。
一つの大きな原因がわかりました。
前校長先生は、朝熱があったにもかかわらず、指導に来てくださいました。
本当に心から感謝です。
僕も子供達もしあわせ者です。