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夢のような時間でした。谷村新司さんとのコンサートの様子 [合唱]

  谷村新司さんとのコンサートが終わりました。今思い出しても、夢のようです。この素敵な時間をうまく文章にできるかわかりませんが、記録として残しておきたいと思い、書いてみます。

  夕方5時、会場のこまつ芸術劇場うららに集合です。あちこちで黄色い服の子供達が見えます。合唱団の子供達です。目立ちます。
 入り口に今日のコンサートのポスターが貼ってありました。そこで記念写真をパチリ!!

 2階の会議室が楽屋となっています。もう既にたくさんの子供達が集まっていました。送迎してくださった保護者のみなさんには、本当に感謝です。

 集合時間の5時には全員集合。そこからリハーサル室へ移動。まずは今日歌う歌、「Happy Melody」を歌いました。最後の三部が決まりません。そこで校長先生の指導。最後にはきれいに迫力あるエンディングになりました。そして「咲きほこる花のように」。花の部分をもっと盛り上がるように指導。これはばっちりです。最後に「サライ」。歌詞が不安だったので覚えてくるよう宿題にしていた最後の部分。子供達ばっちり覚えていました。いい盛り上がりです。

 そうこうやっているうちに、谷村新司さんとのリハーサルの時間がやってきました。5時30分頃です。

 舞台袖に移動すると、谷村新司さんのお嬢さんである谷村詩織さんが歌っています。「いい日旅立ち」とてもきれいな声です。

 スタッフの方が僕を見て、「喫茶店のマスターみたいですね。」って一言。
「ありがとうございます。僕のステージ衣装なんです。」と僕。
 そうこうしているうちに、子供達が「あっ谷村さん」
 舞台に上ってきました。テレビで見ていた人が約10m先にいるのです。ドキドキしてきました。
 舞台監督さんと入場の打ち合わせをし、いよいよステージに入場です。

 谷村さん、温かい笑顔で、「こんにちは」と挨拶。
そして、合唱団と僕の本当のそばにやってきました。
「校長先生がピアノ伴奏をされてるんですね。」と話しかけられました。
「ええ、本当に恵まれています。」と答える僕。うれしくって、心がはねていました。

 ほどなく子供達の並び方を決め、リハーサルがはじまりました。
「最初に、私が先生に、普段はどんな合唱団ですか?、ってインタビューしますから、先生、答えてくださいね。」と谷村さん。
 当たり前のように目の前の谷村さんに話しかけられていること、信じられないような現実です。

 その後、僕がステージ中央に立ち、指揮をし、わが合唱団のテーマソング「Happy Melody」を演奏しました。子供達、少々硬くなっている感じです。

 その後、子供達一人一人に「大人になったら何になる?ってインタビューをします」って谷村さん。更に、「咲きほこる花のように」では、揺れ、しかも手拍子をしながら歌うことになり、急遽練習をしました。最初はうまくいったのですが、途中ずれます。2度ほど練習しました。

 そして最後に「サライ」の練習。これも揺れながら歌うことになりました。
 このときの谷村新司さんの指導。本当に優しい笑顔で、ソフトな語り口。子供達も安心し、笑顔で楽しく指導を受けられました。谷村さんって、教師になっても素敵な先生になるだろうなあって思いながら見ていました。

 あっという間にリハーサルは終わり、みんなで楽屋に戻りました。
 会議室ではその模様をプロジェクターで映し出されていました。それを見ていた保護者、
「先生が一番うれしそうでしたよ。」って。
 そう、憧れのスタートの共演。うれしくってたまりませんでしたから。リハーサルの段階からはねていました。

 しばらく休憩兼、軽食タイムをとりました。子供達の元気なこと。楽屋の中は大騒ぎでした。
プロジェクターに映し出されている会場にはたくさんのお客さんがぞくぞくとやってきて、座席が埋まっていきます。
 
 その後、もう一度リハーサル室へ移動し、揺れながら歌う練習。手拍子を打ちながら歌う練習。更にインタビューに答える練習をしました。笑いのある楽しい時間でした。

 スピードを意識すること。瞬間に笑顔でモデル立ち。など、普段朝練でやっていることの大切さが、今日わかったのではないかと思います。とてもいい練習ができたと思います。

 さて、あっという間に本番を迎えました。子供達「ドキドキする~~」ぼくもドキドキしてましたが、「め一杯楽しもう」と言って、袖幕へ移動しました。

 目の前では、谷村さんが歌っています。そして程なく合唱団の登場!!
拍手で迎えられました。超満員の会場。スポットライトを浴びる僕たち合唱団。

 ステージ中央に立ち、谷村さんから、インタビューを受ける僕。
「普段、どんな合唱団ですか」
「普段は、明るく元気いっぱいの合唱団です。」
「校長先生がピアノ伴奏をされてるんですね。」
「そうなんです。おそらくそういう合唱団は日本でここだけだと思います。」
受けました。

 そして、わが合唱団のテーマソング「Happy Melody」子供達、明るい笑顔で精一杯歌い。最高の歌声でした。最後はみんなで手をつなぎ、両手を上げてエンディング。大きな拍手が沸きました。

 その後、谷村さんが、子供達一人一人にインタビューをしていきました。
「大きくなったら何になりたいですか?」
「谷村さんのような歌手になりたいです。」
どっと沸きます。

 その後、ジュニアを中心に一人一人聞いていきました。美容師・歌手・歌って踊れるアイドル・保母さん、薬剤師など、子供達が答えるたびに拍手が起きます。その職業の方でしょうか。温かいお客さんでした。

 パテシェ・キャビンアテンダントなど、横文字の難しい職業名も出ました。そんな時は、お父さん方のために解説。笑いをとっていました。

 谷村さん、子どもたち一人一人の様子を見ながらインタビューの仕方を、ある子には明るく、ある子にはそっとささやくように変えていたのも印象的でした。本当にあったかい時間でした。

 その後、谷村新司さんの歌「咲きほこる花のように」のバックコーラスです。「先生も子供達の後ろで歌ってください」ってことから、そうさせていただきました。
 これがもう、楽しい。超満員の会場の中、谷村新司さんと一緒のステージで歌っているのです。スポットライトを浴びる僕たち合唱団。信じられないことですが、現実なのです。有名なスタートの共演。誰が想像したことでしょう。本当に夢のような時間でした。

 そして、最後、アンコールで再登場。
 谷村さんと合唱団の大合唱する名曲「サライ」。校長先生も横に立ちました。

 僕たちは夢の世界にいました。まぶしいスポットライト越しに2階席まで埋め尽くすお客さんが見えます。その注目の中で僕たちが歌っています。信じられない世界です。
 そして歌い終わると、万来の拍手。
 舞台袖に行くとき、一番前で歌っていた子が、「先生、泣いている人がいたよ」って、一言。感動してくれたのでしょうね。うれしいなあ。

 舞台裏の廊下に出ると、スタッフの方から、リハーサル室へ行くように言われました。なんとそこに谷村さんが来てくれ、一緒に写真をとってくださるというのです。僕たちはもう大喜び。

 リハーサル室で、写真の隊形を作り、待つこと数分。やってきた谷村さんに、子供達はもう大喜び・大拍手でした。

谷村さんが子供達に。
「最高の歌声でした。ありがとう。とてもすばらしい歌声でしたよ。」
って言ってくださいました。そして、「大人になっても歌うことを忘れないでね」
は~~いと笑顔で答える子供達。

 子供達の中央に立ち写真を映ってくださいました。それがこれです。

DSCN0028.jpeg

 その後、なんと子供達一人一人と握手をしてくださいました。これも大喜び、大感激する子どもたち。いい光景だったなあ。そして僕も「ファンです。」と言いながら握手。

 谷村新司さん、もうめったにできない体験をさせてくださいました。心から感謝です。温かい人です。ここまで心遣いをしてくださるなんて、ただただ感激でした。

 お家の人の待つ楽屋に行くと、保護者の皆さん、拍手で迎えてくださいました。
「この会場でも拍手が起きてたんですよ」

 本当の子供達のために送り、軽食の準備をしてくださり、待っていてくださった保護者の皆さんに、感謝の気持ちでいっぱいになりました。本当に心から感謝しています。

 今回、子供達は、信じられないような体験ができました。本当に夢のような体験です。これも谷村新司さんを始め、様々な人たちのおかげです。心から感謝いたします。きっと心の中の大きな宝物となって残っていくことでしょう。

 今はただただ感謝の一言です。
 夢のような時間、うまくまとめられたかわかりませんが、僕たちの心にずっと残るだろうと思います。本当にありがとうございました。


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